アーセナルに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスが、プレミアリーグ最高の選手として評価を高めているようです。
昨シーズン、アーセナルはプレミアリーグ優勝とチャンピオンズリーグ(CL)準優勝という結果を残しましたが、世界的なスター選手が不足しているとの指摘もあります。
実際、先日発表されたバロンドールのランキングでは、トップ10に入ったプレミアリーグの選手は、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドただ一人でした。
しかし、『Football FanCast』は、現在のプレミアリーグで最高の選手はハーランドではなく、ライスであると主張しています。
ハーランドは直近4シーズンで3度のプレミアリーグ得点王に輝いており、昨シーズンも公式戦52試合で38ゴールを記録しました。リーグ戦では35試合で27ゴールを挙げるなど、その得点力は圧倒的です。
一方、同メディアはハーランドの総合的なプレーには改善の余地があると指摘しています。
今シーズンのハーランドは、90分あたりのボールタッチ数が23.99回にとどまっており、プレミアリーグで最も少ない数字となっています。
もちろん、得点を量産できるストライカーにとって、ボールタッチ数の少なさが必ずしも問題になるわけではありません。
しかし、アーセナルのような異なる戦術を採用するチームでは、同じような活躍ができるとは限らないと分析しています。
また、近年は得点力だけでなく、試合全体への貢献度も重視される傾向にあります。
昨シーズン、マンチェスター・ユナイテッドのブルーノ・フェルナンデスがPFA年間最優秀選手賞を受賞したことも、その一例として挙げられています。
フェルナンデスはリーグ戦で21アシストを記録し、ティエリ・アンリとケヴィン・デ・ブライネが保持していたシーズン最多アシスト記録を更新しました。
しかし、今シーズンのライスは、そうした選手たちを上回るほどの存在感を発揮していると評価されています。
アーセナルはブライトン戦での0-3の敗戦や、フリートウッド・タウンとのカラバオカップでの敗退を経験したものの、ここまで公式戦15試合でわずか2敗と好調を維持しています。
ブカヨ・サカやウィリアム・サリバら主力選手の離脱にも見舞われるなか、ライスはチームの中心として活躍を続けています。
2週間前のCLバイエルン・ミュンヘン戦では重要なゴールを記録し、直近のリヴァプール戦ではカイ・ハヴァーツの決勝点をアシストしました。
これで今シーズンのプレミアリーグでは5アシストとなり、リーグ最多タイの数字を記録しています。
さらに、その5アシストはすべてオープンプレーから生まれたものであり、攻撃面での成長を示しています。
リヴァプール戦でマン・オブ・ザ・マッチに選出されたライスについて、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーも次のように絶賛しました。
「彼は間違いなくプレミアリーグ最高のMFだ。議論の余地すらない」
「ライスが世界最高水準のMFであることに疑いの余地はない。アーセナルの歴史においても、最高のMFの一人だ」
また、著名なジャーナリストのピアーズ・モーガンも、ライスについて「この1000年間で最高の補強」と表現しています。
同メディアは、豊富な戦力を誇る現在のアーセナルにおいて、唯一代役を見つけることが難しい選手がライスであると評価しています。
得点力で圧倒的な数字を残すハーランドに対し、攻守両面でチームに大きな影響を与えるライス。
今シーズンの活躍によって、ライスはプレミアリーグ最高の選手という評価を確立しつつあるようです。
(Football FanCast)