アーセナルでは今季もプレミアリーグ連覇への期待が高まっていますが、その一方で攻撃陣には課題も残されています。
中でも注目されているのが、昨夏にクリスタル・パレスから加入したエベレチ・エゼです。
アーセナルはエゼ獲得に6700万ポンドを投じましたが、加入初年度のプレミアリーグでは32試合7ゴール。
チーム内では上位の得点数だったものの、5ゴールがトッテナムとの2試合に集中しており、シーズンを通した安定感という点では物足りなさも残しました。
今季はクリストス・ツォリスが左サイドで存在感を示していることもあり、エゼは序盤から絶対的な主力とは言えない状況です。
レアンドロ・トロサールとガブリエウ・マルティネッリが今夏に退団したことで出場機会は残されていますが、今後さらに競争が激しくなる可能性があります。
その理由の一つが、ホルヘル・キンテロの存在です。
アーセナルは2025年12月、エクアドル出身の双子エドウィン・キンテロとホルヘル・キンテロの獲得を決めました。
2人は18歳になるまで母国のインデペンディエンテ・デル・バジェでプレーを続け、その後ロンドンへ加入する予定とされています。
エドウィンが右ウイングを主戦場とする一方、ホルヘルは中央でのプレーを得意とする攻撃的な選手です。
細かなボールタッチや技術力に優れ、チアゴ・アルカンタラと比較されることもある逸材。スカウトのヤチェク・クリグからは「10点満点の才能」と高く評価されています。
2026年のU-17南米選手権では5試合で2ゴール1アシストを記録。さらに1試合平均2.4回のドリブル成功、9.8回のデュエル勝利という数字を残し、攻守両面で存在感を示しました。
もちろん、エクアドルからプレミアリーグへの適応は簡単ではありません。さらにミケル・アルテタの求める高い戦術レベルに到達するには時間も必要でしょう。
それでも、キンテロが所属するインデペンディエンテ・デル・バジェは、ピエロ・インカピエやモイセス・カイセド、ケンドリー・パエスらを輩出してきた育成の名門です。
すぐにエゼからポジションを奪うとは考えにくいものの、キンテロが現在の成長曲線を維持できれば、将来的にはアーセナルの攻撃を担う中心選手になる可能性があります。
今季すでに厳しいポジション争いに直面しているエゼにとって、若き才能の加入はさらに大きなプレッシャーとなりそうです。
(Football Fancast)