昨季、アーセナルはプレミアリーグを制し、2026-27シーズンも好スタートを切っています。コミュニティ・シールドでマンチェスター・シティを下し、リーグ開幕戦では昇格組コヴェントリー・シティに快勝。ここまで2試合で6得点、無失点と盤石の戦いを見せています。
一方で、移籍市場閉幕を前に攻撃陣には大きな動きがありそうです。
ガブリエウ・マルティネッリはアル・ヒラルと個人条件で合意したと伝えられ、7年間を過ごしたアーセナルを離れる可能性が高まっています。
2019年に加入したマルティネッリは、公式戦270試合以上に出場し62得点を記録。重要な場面でゴールを決め、クラブの復活を支えてきました。
しかし昨季のプレミアリーグでは30試合でわずか1得点にとどまり、レアンドロ・トロサールの後塵を拝する場面も増えていました。
マルティネッリの売却で得られる資金を、新たな攻撃陣の補強に充てる可能性があります。その最有力候補として挙げられているのが、アトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスです。
移籍情報に詳しいファブリツィオ・ロマーノによれば、アーセナルはアルバレス獲得に向けた独自の戦略を進めており、アトレティコにも取引の準備があることを伝えているとされています。
ただし、獲得には少なくとも1億ポンドが必要とみられており、大型補強になることは間違いありません。
それでもアルバレスの実力を考えれば、投資する価値は十分にありそうです。2025-26シーズンはアトレティコでリーグ29試合に出場し、12得点関与を記録。チャンピオンズリーグでも10ゴールを挙げました。
アルバレスの魅力は得点力だけではありません。昨季は90分あたり2.2回のチャンスを生み出し、欧州5大リーグの選手で上位6%に入ったとされています。また、90分あたり1.3回のドリブル成功を記録し、同ポジションの選手の80%以上を上回りました。
さらにクロス成功率も32%を記録するなど、自らゴールを奪うだけでなく、周囲の選手を生かす能力も備えています。バルセロナのパウ・クバルシから「ワールドクラス」と評されたのも、こうした総合力の高さが理由でしょう。
マルティネッリの退団は寂しいものの、チームがさらに上のレベルを目指すのであれば世代交代は避けられません。
プレミアリーグ連覇、そして欧州制覇を狙うアーセナルにとって、アルバレスは攻撃陣を完成させる最後のピースになり得る存在です。
移籍市場の閉幕まで残された時間はわずか。アーセナルが1億ポンド規模の大型補強に踏み切るのか、最終盤の動きに注目が集まります。
(Football Fancast)