アーセナルは今夏、ウイングの補強に苦戦しています。
ヴィニシウス・ジュニオールの獲得に失敗し、モーガン・ロジャーズもチェルシーが1億1700万ポンドで獲得。
さらにパリ・サンジェルマンのブラッドリー・バルコラには1億3000万〜1億4000万ポンドという巨額の移籍金が設定されているとされ、トップターゲットの確保は簡単ではありません。
バルコラは現在の市場でも屈指のウインガーと評価されています。2024-25シーズンには公式戦21得点21アシストを記録し、2025-26シーズンも13得点7アシスト。さらにワールドカップではフランス代表として3得点を挙げました。
昨季のリーグ戦では、90分あたりの非PK得点が0.57、シュート3.45本、オープンプレーからの決定機創出0.57回を記録。
ガブリエウ・マルティネッリを多くの攻撃指標で上回っており、ビルドアップ時のExpected Threat(xT)でも欧州5大リーグのウイング上位11%に入ったとされています。右利きのブカヨ・サカとも形容できるような、得点とチャンスメイクを兼ね備えた存在です。
しかし、高額な移籍金に加えてリヴァプールとの競争もあるため、今夏の獲得は現実的ではない可能性があります。
そこでアーセナルが将来への投資として注目しているのが、17歳のジョージア人ウインガー、アンドリア・バルティシュビリです。
バルティシュビリはジョージア2部のコルヘティ・ポティに所属し、現在は1部のイベリアへ期限付き移籍中。
契約は年内で満了する予定で、記事によればアーセナルは事前契約を結ぶため、すでに本人へ契約オファーを提示しています。
BBCのサミ・モクベルからは「次のフヴィチャ・クヴァラツヘリア」と評されており、同じジョージア出身というだけでなく、プレースタイルにも共通点があるとされています。
低い重心を生かしたドリブル、細かなボールタッチ、鋭い方向転換が特徴で、ボディフェイントを使って相手をかわす能力はクヴァラツヘリアやバルコラを思わせます。
現時点ですぐにプレミアリーグで主力になれる選手ではありませんが、将来性への評価は急速に高まっています。
アーセナルは以前、レスターの有望株ジェレミー・モンガ獲得に迫りながらマンチェスター・シティに競り負けました。
今回のバルティシュビリ獲得は、そうした失敗を繰り返さず、将来のスター候補を早い段階で確保する狙いがあるとみられます。
即戦力のバルコラではなく、将来的に「アーセナル版バルコラ」へ成長する可能性を持つ17歳の逸材。移籍市場終盤で、この若きジョージア人の動向にも注目が集まりそうです。
(Football Fancast)