アーセナルが、ポルトガル人MFファビオ・ヴィエイラの売却価格を1,540万ポンドに設定したと報じられています。
昨季レンタルでプレーしたハンブルガーSVが完全移籍での再獲得を希望していますが、移籍金を巡る両クラブの評価には大きな開きがあるようです。
ヴィエイラは昨季、ハンブルガーSVで公式戦31試合に出場し、7得点6アシストを記録しました。
シーズン序盤には2度の退場処分を受けるなど苦しいスタートとなりましたが、その後は攻撃の中心として存在感を発揮。合計13得点に関与し、チームのブンデスリーガ残留に大きく貢献しました。
ハンブルガーSVはヴィエイラの完全移籍を望んでおり、本人もドイツでのプレー継続を希望していると伝えられています。
しかし、クラブ側が用意できる金額は860万ポンド程度とみられ、アーセナルが求める1,540万ポンドとは約680万ポンドの差があります。
ヴィエイラは2022年にポルトからアーセナルへ加入しましたが、ミケル・アルテタの下では期待されたほどの結果を残せませんでした。
プレミアリーグ特有のフィジカルの強さや試合展開の速さへの適応に苦しみ、チーム内で安定した出場機会を確保できなかったことが大きな要因です。
一方、ドイツでは技術力や創造性を発揮しており、攻撃的MFとしての能力が失われていないことを証明しました。
現在25歳で選手としての全盛期を迎えつつあることを考えれば、アーセナルが安易な値下げに応じる必要はないでしょう。
昨季の活躍を踏まえると、1,540万ポンドという金額は決して非現実的ではありません。
特にプレミアリーグのクラブであれば、攻撃に変化を加えられるプレーメーカーに対し、この程度の移籍金を支払うことは十分可能です。
アーセナルとしては、ハンブルガーSVに最終条件を提示し、応じない場合は他クラブとの交渉へ切り替えるべきでしょう。
選手本人の希望を尊重することも重要ですが、クラブが大幅な損失を受け入れてまで移籍を成立させる必要はありません。
また、構想外となっているリース・ネルソンにも、ベンフィカやバレンシアが関心を示しているとされています。
アーセナルにとって今夏は、新戦力の獲得だけでなく、余剰戦力を適正な価格で整理できるかどうかも重要な課題となりそうです。
(Arsenal News)