アーセナルのミケル・アルテタ監督は、チャンピオンズリーグ決勝での痛恨の敗戦を受け、クラブに対して「非常に野心的」であることを求めました。
アーセナルはクラブ史上初の欧州王者にあと一歩まで迫りましたが、ブダペストで行われたパリ・サンジェルマンとの決勝でPK戦の末に3-4で敗れました。
試合は延長120分を終えて同点。序盤にカイ・ハヴァーツのゴールで先制したものの、その後ウスマン・デンベレのPKで追いつかれ、最後はPK戦で涙をのみました。
アーセナルは日曜日にノースロンドンでプレミアリーグ優勝を祝うパレードを行う予定ですが、チャンピオンズリーグ制覇を逃した直後だけに喜びと悔しさが入り混じる一日となりそうです。
多くの選手はその後ワールドカップへ向かう一方で、アルテタの視線はすでに来季へ向いています。
指揮官は数日間家族と過ごした後、今季の振り返りを始めると説明。
そのうえで、チームがさらに上のレベルに到達するためには、重要な決断を下す必要があると語りました。
アルテタは「我々がもう一段階上に行きたいなら、非常に重要な決断を始めなければならない。そのためには野心を示す必要がある。我々にはそれができる力があるが、非常に野心的に、素早く、そして賢く動くことが求められる」と述べています。
この発言からは、今夏の移籍市場でアーセナルが積極的に動く可能性がうかがえます。
特にアルテタは、PSGの完成度から大きな刺激を受けたようです。
ルイス・エンリケ率いるPSGは昨季の決勝にも出場した主力を多く継続起用し、攻撃の自由度や流動性で欧州最高峰の力を示しました。
アルテタはPSGについて「私の意見では世界最高のチーム」と称賛。
ボール保持時の質や個人のアクションについて、「あれほどのものは見たことがない」と語りました。
一方で、アーセナル側については、昨季より選手層は厚くなったものの、すべての選手が最高の状態で大会に臨めたわけではないと指摘しています。
つまり、アーセナルが次に必要としているのは、単なる補強ではなく、シーズン終盤の大舞台で最高の状態を維持できるチーム作りです。
プレミアリーグ制覇という大きな成果を得た一方で、欧州制覇にはあと一歩届きませんでした。
今夏の移籍市場でどれだけ素早く、賢く、そして野心的に動けるかが、来季のアーセナルを左右する重要なポイントになりそうです。
(The Standard)