昨夏の移籍市場では、アーセナルとリバプールが勝者と評価されました。
しかし、大型補強が必ずしも即座に成功へつながるとは限りません。
アーセナルではヴィクトル・ギェケレシュが今季18ゴールを記録している一方、ボール保持や連係面では批判もあります。
さらに、5200万ポンドで加入したノニ・マドゥエケも得点数は7にとどまり、補強の評価はまだ定まりきっていません。
仮にアーセナルがプレミアリーグを制すれば、これらの投資に対する見方は大きく変わるでしょう。
ただ、優勝を逃せば、アンドレア・ベルタの補強戦略には厳しい視線が向けられることになりそうです。
そのため、今夏の移籍市場は非常に重要な意味を持ちます。
クラブが大きな補強に動く場合、複数の選手売却が必要になる可能性があります。
マイルズ・ルイス=スケリーやイーサン・ヌワネリは会計上大きな利益を生む存在ですが、彼らの退団はサポーターの強い反発を招くでしょう。
そのため、現実的にはレアンドロ・トロサールやガブリエウ・マルティネッリへのオファーに耳を傾ける可能性があります。
前線強化の候補として注目されているのが、アトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスです。
バルセロナも関心を示しており、同クラブにとって“夢のターゲット”とも報じられています。
一方で、アーセナルもすでに初期段階の問い合わせを行ったとされます。
ただし、獲得には1億400万ポンド程度が必要とみられ、クラブ史上最高額に近い投資となります。
それでも、アルバレスの加入はデクラン・ライス以来の大きなインパクトをもたらすかもしれません。
ライスは2023年の加入以降、リーダーシップ、守備力、セットプレーの質でチームを大きく変えました。
今では中盤の要であるだけでなく、重要な場面で違いを生み出す存在です。
アルバレスにも同様の期待があります。
今季はアトレティコで19ゴール9アシストを記録し、昨季も公式戦で29ゴールを挙げました。
単なるフィニッシャーではなく、味方との連係やチャンスメイクにも優れ、技術面でもギェケレシュとは異なる特徴を持っています。
ギェケレシュは1試合平均のタッチ数が25回程度にとどまる一方、アルバレスは50回以上ボールに関与します。
さらにドリブル成功率でも差があり、前線での関与度や技術的安定感は大きな魅力です。
アーセナルが今夏必ず新たなストライカーを必要としているわけではありません。
しかし、アルバレスを獲得できる機会があるなら、見逃すには惜しい存在です。
ライスが中盤を引き上げたように、アルバレスはアーセナルの攻撃を新たな段階へ導く可能性があります。
(Football Fancast)