アーセナルに今夏必要なのは、やはり前線のテコ入れです。
守備陣はガブリエウ・マガリャンイス、ウィリアン・サリバを中心に高い安定感を保っていますが、攻撃面では物足りなさが目立っています。
FAカップ敗退の一戦でも、その課題は改めて浮き彫りになりました。
途中出場のヴィクトル・ギェケレシュは得点を挙げた一方で、ガブリエウ・ジェズス、カイ・ハヴァーツ、さらに左サイドのガブリエウ・マルティネッリも十分なインパクトを残せませんでした。
特にマルティネッリとレアンドロ・トロサールは、ここ最近の得点力低下が深刻で、アーセナルの両翼は明らかな補強ポイントになっています。
そうした中で浮上しているのが、レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールです。
報道によると、契約更新をめぐる状況が不透明なこともあり、今夏の移籍市場で動く可能性が各クラブに伝えられているようです。
アーセナルのほか、リヴァプール、マンチェスター勢、バイエルン、パリ・サンジェルマンも関心を持つ候補に挙がっています。
推定移籍金は1億3000万ポンド級ともされ、実現の難易度はかなり高いと言えます。
それでも、もし獲得できればアーセナルの左サイド問題を一気に解決しうる存在です。
得点力だけでなく、突破力、決定力、局面を変える個の力はいずれも世界最高クラス。
近年のアーセナルで、左ウイングからこれほど試合を支配できる存在はなかなか見当たりません。
比較対象として名前が挙がるのが、全盛期のアレクシス・サンチェスです。
2016-17シーズンにプレミアリーグ24得点を記録したアレクシスは、エミレーツ時代を代表するアタッカーでした。
ヴィニシウスは、そのアレクシスにも匹敵する、あるいは数字面では上回るポテンシャルを持つと評価されています。
もちろん現時点では、実現性より話題性が先行している印象もあります。
ただ、アーセナルがタイトル争いを一段上へ進めるには、サカに依存しすぎない新たな決定的アタッカーが必要です。
ヴィニシウスの名前が取り沙汰されるのは、それだけクラブが本物の変化を求めている証拠なのかもしれません。
(Football Fancast)