アーセナルが、バイエルン・ミュンヘンのミッドフィールダー、レオン・ゴレツカの獲得レースでトッテナムをリードしていると報じられている。
ドイツ人ジャーナリストのクリスティアン・ファルクによる情報だ。
近年、アーセナルとトッテナムは同じ補強ターゲットを争うケースが多かった。
しかし今夏は状況が大きく異なる可能性がある。
現在トッテナムは深刻な降格危機に直面しており、たとえプレミアリーグ残留を果たしたとしても、トップクラスの選手を引き寄せるのは容易ではないと見られている。
一方のアーセナルは来季のチャンピオンズリーグ出場がほぼ確実視されており、移籍先としての魅力は大きい。
トッテナムが欧州大会に出場するには、今季のチャンピオンズリーグ優勝という現実的とは言い難いシナリオしか残されていない状況だ。
報道によると、ゴレツカ自身もプレミアリーグでのプレーを望んでおり、その中でもアーセナルへの移籍に強い関心を示しているという。
ファルクは次のように伝えている。
「彼の目標はプレミアリーグへの移籍であり、アーセナルでプレーすることを望んでいる。ただし、今夏アーセナルが正式オファーを出すかどうかは保証されていない。だが本人の中では、理想的な次のクラブだと感じている」
「プレミアリーグをとても気に入っており、彼のプレースタイルはイングランドのサッカーにも合っている。ただし、特定のクラブだけに絞っているわけではない。もしアーセナルがオファーを提示すれば、話し合いの席につく準備はある」
「トッテナムも関心を示しているが、現時点ではアーセナルの方が魅力的な選択肢だ」
このように、移籍の主導権はアーセナル側が握っていると見られている。
また、ゴレツカの契約状況もこの移籍話を後押しする要素となっている。
バイエルンはすでに、同選手が今夏の契約満了とともにクラブを離れることを認めている。
そのため、移籍金なしのフリートランスファーで獲得できる可能性があり、アーセナルにとってはリスクの少ない補強となる。
ただし問題となるのは給与面だ。ファルクによると、ゴレツカは現在バイエルンで週給30万ポンド前後を受け取っているという。
移籍金が発生しないとはいえ、この水準の給与をアーセナルが提示するかどうかは不透明だ。
フリー移籍であることを考えれば、選手側が大幅な減俸を受け入れる可能性は高くないと見られている。
プレースタイルの面では、ゴレツカはフィジカルの強さと縦への推進力、そしてミッドフィールダーとしての得点力が特徴の選手だ。
ミケル・アルテタのポジショナルプレーの中では、ゴール前へ飛び出す攻撃的なインサイドハーフとして起用される可能性がある。
空中戦の強さやボックス内へのタイミングの良いランニングは、アーセナルの攻撃に新たな得点パターンをもたらすだろう。
また、守備面でもプレッシングの強度が高く、アーセナルが採用する積極的なカウンタープレスにも適応できると考えられる。
一方で、アルテタのチームはビルドアップ局面で狭いスペースでも正確にプレーできるテクニカルな選手を重視する傾向がある。
ゴレツカはどちらかといえばパワーと縦の推進力を強みとするタイプであり、現在のアーセナルの中盤とはやや異なる特徴を持つ。
それでも、適切なポジショニングと役割が与えられれば、その運動量と得点力はチームに新たなオプションをもたらす可能性が高い。
今夏の移籍市場で、アーセナルが実際に動くのか。そしてゴレツカのプレミアリーグ挑戦は実現するのか。
今後の動向に注目が集まっている。
(Give Me Sport)