アーセナルが今夏最初の大型補強を確定させたと複数の情報源が報じている。
一方で、その裏ではチームの主力クラスの退団という痛みを伴う可能性も浮上している。
ミケル・アルテタ率いるアーセナルは、2004年以来となるプレミアリーグ優勝へ向けて快進撃を続けている。
現在のスカッドは多くの主力がキャリアの全盛期、あるいはこれからピークを迎える年齢にあり、今後も長期的な成功が期待できる構成だ。
その中でも特に強みとされているのが守備陣である。
アルテタのチームは質の高いディフェンダーを豊富に抱えており、昨夏にはレバークーゼンからピエロ・インカピエを獲得した。
エクアドル代表のインカピエは、左サイドバックとセンターバックの両方をこなせる万能型ディフェンダー。
昨夏は1年間のローン移籍という形で加入したが、当初から完全移籍に切り替える前提の契約だったとされている。
アーセナルはローン料として600万ユーロを支払い、シーズン終了後に発動する4600万ユーロの買い取り義務条項を契約に盛り込んでいた。
総額では5200万ユーロ(約4520万ポンド)規模の取引となる。
クラブ内部情報に詳しいグレアム・ベイリーによれば、アルテタ自身がこの完全移籍を強く望んでおり、ここまでのパフォーマンスに非常に満足しているという。
さらに英紙サンもこの情報を裏付け、「インカピエは今シーズン終了後、正式にアーセナルへ完全移籍する見込み」と報じた。
また、今回ローン形式での加入となった背景については、2023年にダビド・ラヤが同様の形で加入したケースと同じく、クラブの会計上の理由によるものと説明されている。
完全移籍が成立すれば、インカピエは5年契約を結ぶ予定で、個人条件はすでに合意済み。
さらにレバークーゼンには将来売却時の10%のリセール条項が設定される見込みだ。
ただし、この補強の裏でクラブにとって難しい決断が迫られる可能性もある。
テレグラフによると、近年の大型投資の影響もあり、アーセナルは今夏にバランスを取るための大型売却を検討しているという。
クラブ内部では「最も高額な移籍金を生む可能性のある選手は誰か」という議論がすでに始まっているとされる。
その候補として驚きの名前も挙がっている。
クラブキャプテンのマルティン・ウーデゴールやウイングのガブリエウ・マルティネッリが、売却候補として検討されているとのこと。
さらにベン・ホワイト、イーサン・ヌワネリ、マイルズ・ルイス=スケリーの名前も議論の対象になっていると報じられている。
アーセナルは今夏、ストライカー補強も狙っているとされており、移籍市場では引き続き大きな動きが予想される。
チームの戦力強化と財務バランス、その両立がアルテタ体制の次なる課題になりそうだ。
(Team Talk)