昨季FAカップを制し、クラブ史上初の主要タイトルを獲得したクリスタル・パレスは、今季の欧州カンファレンスリーグへの初挑戦とともに明るいスタートを切った。
しかし、わずか数ヶ月で状況は急変。
12月初旬にはプレミアリーグ4位につけていたものの、それ以降7試合で勝ち点2と大きく失速している。
さらなる追い打ちとなったのは、指揮官オリバー・グラスナーが今季限りでの退任を発表したこと、そしてクラブ主将マルク・グエヒの退団が目前に迫っていることだ。
英『Sky Sports』によれば、マンチェスター・シティとグエヒが個人合意に至り、移籍は週末中に完了する見通し。
クラブ間では金曜日に2,000万ポンドの移籍金で合意しており、日曜日にメディカルチェックが予定されている。
なお、契約は今季終了時点で満了を迎えるため、リヴァプールが夏に提示した3,500万ポンドよりも大幅に低い金額での移籍となる。
将来的な移籍金に備えた売却時の分配条項も含まれると報じられている。
パレス側は、契約状況を考慮すれば「このオファーを断るわけにはいかなかった」としており、グアルディオラ率いるシティは、主力CBのグヴァルディオルとディアスが離脱中であったことから、即戦力としてグエヒの獲得に動いたという。
他にもリヴァプールやアーセナル、レアル・マドリードなどが関心を示していたが、1月の正式オファーを出したのはシティのみとみられている。
試合前日に主将を失う事態に対し、グラスナー監督は試合後のインタビューで怒りをあらわにした。
「試合前日にキャプテンを売るなんて、理解できない。なぜ来週ではなかったのか。10時半に初めて売却の話を聞いた。交渉は数日前から進んでいたはず。これはチームにとって心臓を2度も引き裂かれるようなもの。夏にはエゼが、そして今度はグエヒが直前でいなくなる。こんな経験は30年の指導歴で初めてだ」
パレスは現在、負傷者続出の影響もあり、わずか12〜13名の選手で連戦をこなしている。
グエヒの退団は、クラブの屋台骨を揺るがす事態となりそうだ。
さらに他選手の退団も続く可能性があり、冬の移籍市場の動向から目が離せない。
(London World)