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アーセナルが将来を託す16歳の双子がメディカルチェックへ

アーセナルはエクアドルから将来有望な双子選手、エドウィン・クインテロスとホルヘル・クインテロスの獲得に向けて、大きな一歩を踏み出しました。

現地メディア『El Diário』によると、すでにロンドンでメディカルチェックを受けており、クラブ関係者もこの動きを正式に裏付けています。

16歳のクインテロス兄弟は、インデペンディエンテ・デル・バジェから完全移籍でアーセナルへ加入する形になります。

ただし、FIFA規定により18歳になる2027年8月まではプロ契約を結ぶことができず、それまでは現在のクラブでプレーを継続する予定です。

契約書類はすでに整っており、18歳になり次第、5年契約を結ぶ見込みです。

インデペンディエンテ・デル・バジェは、今回の移籍をケンドリー・パエスらを輩出してきた育成モデルの成果と位置付けており、一方のアーセナルはESPNの報道によれば「リクルート部門の傑作」として高く評価しています。

アーセナルは兄弟を1年以上にわたってスカウティングしており、2024年のアディダスカップU-16でエドウィンが注目され、本格的な調査が始まりました。

エスメラルダス出身の2人は、現在エクアドルでも最も期待されている若手選手の一組です。

兄のエドウィンは、左利きの右ウイングとしてプレーし、逆足サイドからの仕掛けを得意とします。

現地ではネイマールに似たプレースタイルとも評されており、鋭いドリブルと加速力、1対1の強さが特長です。

エクアドルU-17代表でも8試合3得点と活躍しており、狭いエリアでの突破力が際立っています。

一方、弟のホルヘルは中盤のインテリアや10番、左サイドでもプレー可能なユーティリティ性を持ちます。

テンポを操る視野の広さと俊敏性、細かいパス交換に優れ、攻撃のリズムを作る司令塔タイプとされています。

エドウィンが縦に突破するタイプであるのに対し、ホルヘルはコントロールと創造性を重視したスタイルです。

両選手は今後もIDVでプレーを続けつつ、アーセナルが定期的にモニタリングとロンドン訪問を行いながら、段階的な適応と成長をサポートしていく計画です。

今回の移籍は、アーセナルの中長期的な戦略の一環として、南米市場への継続的な関心と育成型クラブとの連携の象徴とも言える動きとなっています。

クインテロス兄弟の将来に注目が集まります。

(Sport Witness)

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