バルセロナがアーセナルのキャプテン、マルティン・ウーデゴールの獲得を狙っているとの報道が、スペインメディア『Fichajes』より浮上しました。
同メディアは、2026年夏の移籍市場において、バルセロナがウーデゴールを“新たなサプライズターゲット”としてリストアップしていると報じています。
この報道によれば、バルセロナはウーデゴールを10番として起用することを想定しており、ペドリやフレンキー・デ・ヨングと共に中盤を形成する構想を持っているとのこと。
現所属のフェルミン・ロペスやダニ・オルモよりも上位の存在と見なしているようです。
かつて15歳でレアル・マドリードに加入したウーデゴールは、ローン先のレアル・ソシエダやアーセナルで成長を遂げ、現在はエミレーツ・スタジアムで最も創造性に富んだミッドフィルダーの一人となりました。
2022年にはアーセナルのキャプテンに任命され、チームの中心的存在です。
バルセロナはレアル・マドリードとの因縁があるにもかかわらず、ウーデゴールの加入を歓迎する姿勢を見せており、彼がカタルーニャで真の“世界的スター”に成長できると信じているようです。
とはいえ、アーセナルが主将を簡単に手放すとは考えにくく、そのためには8000万ポンドを超える巨額の移籍金が必要になると見られています。
財政難に苦しむバルセロナにとっては現実的とは言い難く、複数の主力放出がなければ実現は困難です。
『TEAMtalk』の移籍専門記者ディーン・ジョーンズ氏も、「バルセロナにアーセナルの意向を揺るがすほどの資金力があるとは思えない」とし、「ウーデゴールは特別な存在であり、彼を失う可能性は極めて低い」と語っています。
さらに、現在のバルセロナにはフェルミン、オルモ、ガビ、ラフィーニャらが同ポジションでプレー可能であり、実際に補強が急がれるのはストライカーやセンターバック、右サイドバックの方です。
ロベルト・レヴァンドフスキの契約満了も迫っており、代役としてユヴェントスのドゥシャン・ヴラホヴィッチ獲得が現実的な選択肢となっています。
したがって、ウーデゴールの獲得話はあくまで憶測の域を出ず、実現の可能性は非常に低いと見られています。
(Team Talk)