アーセナルが、ラ・リーガで急成長を遂げているレバンテ所属のストライカー、カール・エッタ・エヨングの獲得に本格的に乗り出しているようです。
プレミアリーグの複数クラブが注目する中、アーセナルはこの争奪戦で先手を打とうとしています。
先週末、アーセナルはバーンリーとの試合で2-0の勝利を収め、公式戦9連勝を達成しました。
この試合では守備陣がバーンリーに対してxG(期待得点)0.41に抑えるなど、安定感を見せました。
ゴールを決めたのはデクラン・ライスとヴィクトル・ギョケレシュで、後者にとっては9月以来となるプレミアリーグでの得点でした。
アーセナルは紙面上では攻撃陣が充実していますが、ガブリエウ・ジェズスの度重なる負傷や、カイ・ハヴァーツの長期離脱(今季リーグ戦出場はわずか1試合)などの事情を抱えています。
こうした背景もあり、新たなストライカーの補強は現実的な選択肢として浮上しています。
スペインの報道によると、アーセナルは現在、エッタ・エヨングの獲得に向けて本格的に動いており、マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドも同選手に関心を示しているとのことです。
なお、エヨングには約4,000万ユーロ(約3,500万ポンド)の契約解除条項が設定されており、移籍金としては比較的手ごろな価格帯となっています。
ただし、エヨング本人はラ・リーガでのプレーを希望しているとも報じられており、イングランドのクラブがどこまで彼の心を動かせるかが鍵となりそうです。
アーセナルはギョケレシュ、ハヴァーツ、ジェズスといった選手を擁しているものの、タイトル争いと複数大会を見据えたスカッドの厚みを重視している模様です。
地元メディアでは「パワフル」と称されるなど、評価の高いエヨングは、まさにその補強ターゲットにふさわしい逸材です。
このカメルーン出身の若きストライカーは、今夏ビジャレアルからレバンテに加入し、ラ・リーガ開幕7試合で5ゴール3アシストを記録するなど、すでにインパクトを残しています。
まだ22歳と若く、将来的な成長も大いに期待できる存在です。
必要不可欠な補強かどうかは議論の余地がありますが、将来性と価格のバランスを考えると、3,500万ポンドでの獲得は魅力的な投資と言えるでしょう。
アーセナルがこのタレントをどう扱うのか、今後の動向に注目が集まります。
(Football Fancast)