アーセナルは、チャンピオンズリーグ第3節でアトレティコ・マドリードと対戦しますが、この大一番を前に大きな朗報が届きました。
今夏加入したエクアドル代表DFピエロ・ヒンカピエがついに負傷から回復し、出場可能となったのです。
2025-26シーズンのアーセナルは、プレミアリーグで首位を走り、CLでも開幕から2連勝と絶好調。
夏の移籍市場でも大きく動き、ヴィクトル・ギョケレシュ、マルティン・スビメンディ、エベレチ・エゼらに加え、ゴールキーパーのケパ、そしてこのヒンカピエを獲得しました。
ヒンカピエはレヴァークーゼンで2023-24シーズンにブンデスリーガ制覇を経験。
アーセナル加入後は負傷の影響で、これまでわずか1分間の出場(CLのアスレティック・ビルバオ戦)にとどまっていましたが、アルテタ監督は「彼は準備ができている。フラム戦は時期尚早だったが、この2日間で素晴らしいトレーニングを積んだ」と語り、アトレティコ戦での起用に太鼓判を押しました。
今季のアーセナルは守備が非常に堅く、CLでは2戦連続クリーンシート、プレミアでもわずか1失点のみ。
新たに加わったガブリエル・ハインツがコーチ陣に加わった影響もあり、チーム全体の守備意識が格段に高まっています。
アルテタは「彼の勝利への意欲と選手のレベルを引き上げる力は並外れている」と称賛しました。
また、CBウィリアム・サリバが、フラム戦後の移動中に自主的にアトレティコの映像を研究していたことも紹介され、選手のプロ意識の高さがうかがえます。
セットプレーも好調で、アルテタは「進化と改善を重ねており、選手の特性や相手に合わせて調整している」と説明。
ヒンカピエもセットプレーで得点力を発揮できるタイプだけに、攻守両面での貢献が期待されます。
なお、アーセナルはこの試合の後、クリスタル・パレス戦(プレミア)とブライトン戦(リーグカップ)を控えており、厳しい日程が続きます。
全てのコンペティションでタイトルを狙うシーズンにおいて、ヒンカピエの復帰はまさに絶妙なタイミングとなりそうです。
(Goal)