レアル・マドリードの関心が噂され続けてきたウィリアム・サリバが、アーセナルとの長期契約に合意したと報じられた。
この1年間、アーセナルファンの間ではサリバの契約延長が進まないことへの不安が広がっていた。
沈黙を続けるクラブと選手に対し、移籍の可能性もささやかれ、レアル・マドリードが主要な候補とされていた。
しかし、信頼性の高い移籍情報で知られるデイビッド・オーンスティーン記者が、フランス代表DFが新契約に合意したことを報道。
大々的な発表ではなく、静かに契約延長を進めたサリバらしい一面が見られた。
ヨーロッパ最高のCBコンビと称されるサリバとガブリエウ
サリバとガブリエウのセンターバックコンビは、リオ・ファーディナンド氏から「ヨーロッパ最高のCBペア」と称賛されている。
ファーディナンド氏は「彼らは非常に堅実で、さまざまなスタイルに対応できる」「サリバは冷静でカバーリング重視、ガブリエウは前へ出て行く攻撃的なスタイル」とコメント。
また、ジェイミー・キャラガー氏も「サリバの方が才能はあるが、ガブリエウの方がリーダーシップを持っており、サリバは彼なしでは本領を発揮できない」と分析。
サリバの個人能力だけでなく、ペアとしての相乗効果がアーセナルの守備力の要となっている。
サリバの成長と今後への期待
サリバは高額で獲得された後、複数のクラブへレンタルに出され、当初は構想外とも見られていたが、現在はアーセナルの守備陣に欠かせない存在へと成長。
過去3シーズン、アーセナルがリーグ2位に終わった悔しさを晴らすためにも、今季はプレミアリーグ制覇が最大の目標となる。
サリバ自身も「ここ3年連続で2位に終わっている。常に何かが足りなかった。今シーズンこそはトロフィーを勝ち取る」と意気込みを語っている。
リバプールが好調を維持する中、タイトル争いは容易ではないが、サリバとの契約延長という「最大の補強」により、アーセナルは再び頂点を狙う準備を整えた。
(Forbes)