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アルテタに嬉しい誤算?新加入の21歳DFが台頭へ

アーセナルのスポーツディレクター、アンドレア・ベルタの「掘り出し物補強」が、クラブに新たな可能性とジレンマをもたらしている。

注目されているのは、今夏バレンシアから約1,300万ポンド(約26億円)で加入した21歳のセンターバック、クリスティアン・モスケラ。

リヴァプール戦では途中出場ながら冷静なプレーを見せ、続くノッティンガム・フォレスト戦では自信に満ちたパフォーマンスで3-0の勝利に貢献した。

モスケラは、守備の要であるサリバやガブリエウに匹敵する守備力を既に示している。

タックル数(1試合平均3.6回)、ボール回収数(同4回)、デュエル成功率(81.8%)はいずれもチーム内トップクラスだ。

これにより、アルテタ監督は試合後「彼は2人のCBを激しくプッシュしてくる」と語り、スタメン争いに加わる意欲と能力を高く評価した。

この獲得には、ベルタの目利きが光った。アトレティコ・マドリード在籍時代からモスケラを追っていたとされ、アーセナルの取締役会に「この選手は必ず価値が上がる」と進言していたという。

現在、クラブはサリバとの契約延長に自信を持っているが、一方でレアル・マドリードがフランス代表DFを“看板補強”として狙っているとの報道も。

仮に契約交渉が難航すれば、来夏には1億ポンド規模での売却という可能性も現実味を帯びてくる。

その場合でも、モスケラや同時期に獲得したピエロ・ヒンカピエといった若手の台頭が、アーセナルに大きな選択肢をもたらす。

ローテーションの強化だけでなく、財政的な柔軟性を手にすることで、クラブのさらなる発展につながるかもしれない。

(Football 365)

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