ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンが、今夏の移籍市場でアーセナルのウィンガー、ガブリエウ・マルティネッリの獲得を真剣に検討していたことが明らかになった。
移籍情報で知られるファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。
バイエルンは当初、(当時リヴァプールの)ルイス・ディアスを確保する前にマルティネッリに注目し、代理人との接触も行っていたという。
しかし、アーセナルは3,000〜3,500万ユーロ(約51〜60億円)というオファー水準を「非常識」とみなし、交渉は進展しなかったという。
移籍を望まなかったマルティネッリ
さらに、本人も移籍に前向きではなかったとされる。
アーセナルが今夏にエベレチ・エゼやノニ・マドゥエケを補強し、ウイングの競争が激しくなったにもかかわらず、マルティネッリはクラブに留まりたい意志を示していたという。
ロマーノ氏は自身のYouTubeチャンネルで以下のように語っている:
「バイエルンはマルティネッリをウイングのターゲットとしてリストアップしていた。代理人とは前向きな会話があったが、アーセナルは3,000万〜3,500万ユーロの提示には一切応じなかった。彼らは彼を遥かに高く評価している。」
アーセナルでの実績と将来性
2019年にイタウアーノ(ブラジル)から加入したマルティネッリは、これまで公式戦227試合に出場し、51ゴール29アシストを記録。
現在は週給20万ポンド、契約は2027年までとなっており、1年延長オプションも含まれている。
昨季はリーグ戦で8得点4アシストを記録し、アーセナルの3季連続2位という成績に貢献。
今季はまだ控えに回る試合もあるが、その存在感は健在だ。
アーセナルは今夏の移籍市場で、ギョケレシュ、スビメンディ、そして締切日にヒンカピエを獲得するなど、総額で2億5,000万ポンド以上を投じた。
この大型補強のなかで、マルティネッリは引き続きクラブの将来を担う重要な戦力として位置づけられている。
(Give Me Sport)