チェルシーからのサプライズ移籍でアーセナルに加入したノニ・マドゥエケが、早くもクリスティアーノ・ロナウドと比較されるほどの注目を集めている。
この移籍は、プレミアリーグ内でのライバルクラブ間でのやり取りとしては異例の展開だった。
チェルシーがクラブ・ワールドカップ決勝進出を控えていた中、マドゥエケは自身の出場機会が限られると判断し、アーセナルでの新たな挑戦を即決。
より大きな役割を担える環境を求めての決断だった。
エミレーツ・スタジアムでは即戦力として期待されているが、プレータイムを巡る競争は熾烈だ。
右ウイングではブカヨ・サカが不動の存在であるため、当面は左サイドでの起用が濃厚。
そこではマルティネッリ、エゼ、トロサールといった実力者たちとポジションを争うことになる。
ロナウド級のメンタリティ
4年間マドゥエケを指導してきた個人コーチのサウル・アイザクソン=ハースト氏は、「ノニの最大の誤解は、彼のメンタリティだ。実は彼は“メンタリティモンスター”だよ。精神面ではクリスティアーノに近い」と『The Sun』の取材に語った。
「5、6日間マルベーリャで合宿したけれど、彼に休みを取らせるのに苦労したくらい。常にベストを目指して努力し続ける姿勢は見事だ」と称賛。
実際にその集中力と向上心が、アーセナルが獲得に動いた大きな要因となったようだ。
攻撃陣にさらなる厚みを
マドゥエケの加入は、アルテタ監督にとって攻撃面の大きなオプションとなる。
両サイドでプレー可能な柔軟性に加え、勝利への強い意志とハードワークの姿勢は、長いシーズンを乗り切る上でのキーマンとなり得る。
もちろん、期待は大きいが、本人もそのプレッシャーに対する準備はできている様子だ。
才能に加えて努力を惜しまない姿勢があれば、アーセナルでの成功も夢ではない。
マドゥエケが今後どこまで成長を遂げるのか、注目が集まる。
(Just Arsenal)