アーセナルにとってこの夏の移籍市場は、過去に例を見ないほど活発なものとなっている。
すでに大型補強を重ねてきた中、さらに実力派選手の獲得に動いている。
すでにストライカーや守備的MF、エベレチ・エゼらを獲得したアーセナルは、今度はトッテナムが狙っていたバイエル・レバークーゼンのピエロ・インカピエの獲得にも乗り出している。
このエクアドル代表DFは、多才なセンターバックとして評価が高く、既存の守備陣にさらなる厚みを加える存在と見られている。
しかし、クラブがさらに注目しているのが、より大きな可能性を秘めた若手、ジェレミー・ジャケだ。
フランス・スタッド・レンヌ所属の20歳ジャケは、レアル・マドリードやアル・ヒラルなども関心を示す注目株で、契約は残り4年。
週給1万ポンド程度ながら、移籍金は約4,300万ポンド(約85億円)とされている。
注目すべきはその将来性だ。著名なアナリスト、ベン・マッティンソンは彼を「世界最高クラスのCB候補」「アクションが effortless(無駄がなく滑らか)」と高く評価しており、将来は「世界トップ5に入るCBになれる資質がある」と太鼓判を押している。
実際、データでも彼の実力は証明されている。
FBrefの統計によれば、ジャケは以下の項目でヨーロッパ五大リーグのセンターバック中で上位に位置している:
- タックル+インターセプト数:上位1%
- ロングパス成功率:79.7%(上位1%)
- 空中戦勝率:71.4%(上位6%)
- タックル勝利数、ドリブラーへの対応など多項目で上位10%以内
これに対し、インカピエは1項目でのみトップ1%入りしている。
年齢的にも今季24歳となるインカピエよりも、20歳のジャケの方が成長の余地は大きいと考えられる。
今すぐ主力として起用されるとは限らないが、将来性を見込んで今のうちに獲得しておくべき人材だろう。
過去にもウィリアム・サリバをフランスから獲得した成功例があるように、アーセナルは再び次代の守備リーダーを見出そうとしている。
(Football FanCanst)