2025/26シーズンの開幕節を勝利で終えたアーセナルは、さらなる飛躍を目指して戦力補強を進めている。
昨季はチャンピオンズリーグでベスト4進出、プレミアリーグでは3年連続で2位に終わるなど、好成績を収めながらも無冠に終わった。
そんな中、指揮官ミケル・アルテタには今季こそタイトル獲得が求められている。
クラブはこの夏、複数の新戦力を迎え入れた。プレミアリーグでの経験を持つケパ・アリサバラガやクリスティアン・ノアゴーア、さらにチェルシーからは若手ウィンガーのノニ・マドゥエケが加入。
また、ラ・リーガからは守備の要クリスティアン・モスケラと中盤のマルティン・スビメンディを獲得している。
中でも注目を集めているのが、スポルティングでゴールを量産していたビクトル・ギョケレシュだ。
ストライカーとしての能力が評価され、アーセナルにとって待望の“本職の9番”として迎えられている。
攻撃陣のさらなる強化を模索する中、アーセナルはかねてよりクリスタル・パレスのエベレチ・エゼに関心を示していた。
しかし、エゼはトッテナム・ホットスパーに移籍する見込みとなっており、アーセナルにとっては別の選択肢を模索せざるを得ない状況となっている。
そこで浮上しているのが、レアル・マドリードに所属するブラジル代表のロドリゴだ。
エゼが本来は攻撃的ミッドフィルダーであり、サイド起用では持ち味を生かし切れない可能性があるのに対し、ロドリゴは純然たるウィンガー。アルテタのチームにとって必要なピースと一致している。
2019年からマドリードでプレーするロドリゴは、すでに数多くのタイトルを手にしており、世界屈指のウィンガーへと成長を遂げている。
しかし、クラブ・ワールドカップでの出場機会が限られたことで、将来に不透明感が生じており、移籍の可能性が報じられている。
アーセナルが本格的に獲得に動いた場合、24歳の“ワールドクラス”の選手であるロドリゴは、即戦力としてチームの主力となることが期待される。
移籍金は高額になるだろうが、今季こそタイトルを手にしたいアーセナルにとって、必要な投資だといえるかもしれない。
(Give Me Sport)