アーセナルは今夏、6選手を獲得するなど積極的な補強を進めてきましたが、放出に関しては思うように進んでいないようです。
そんな中、ファビオ・ヴィエイラの移籍に関する動きに新たな展開が見られました。
スポーツディレクターのアンドレア・ベルタが主導するアーセナルの放出計画は、まだ本格的に動き出しておらず、ヴィエイラのような選手の去就が注目されています。
昨季ポルトにレンタル移籍していたヴィエイラは、ブンデスリーガのシュトゥットガルトから完全移籍での関心を寄せられていました。
しかし、移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏の報道によると、シュトゥットガルトはすでにヴォルフスブルクからチアゴ・トマスの獲得で合意に達しており、移籍金は約1,900万ポンドとされています。
トマスは2029年までの契約にサインし、すでにメディカルチェックも完了しているとのことです。
この動きにより、ヴィエイラの獲得を目指していたシュトゥットガルトの姿勢に変化が生じる可能性があり、アーセナルにとっては新たな「移籍のねじれ」が生まれた格好です。
他にもリース・ネルソンがフラムへの再加入に向けて交渉中であり、シャフタール・ドネツクのウィンガー、ケヴィン獲得に集中している模様です。
さらに、ジンチェンコとキヴィオルにはポルトが関心を示しており、レアンドロ・トロサールに対してはアストン・ヴィラが検討中と報じられています。
また、ミケル・アルテタ監督はマンチェスター・ユナイテッドとの開幕戦を前に記者会見を実施し、トロサールの状態について「明日にはトレーニングに復帰できそうで、出場も問題ないと思う」とコメントしました。
アーセナルはこの夏、200億円超の投資を行いつつも、売却が進んでいない現状にあります。プレミアリーグ開幕を目前に控え、放出と戦力整理をどう進めていくのか、今後の動きが注目されます。
(Football London)