クリスタル・パレスが、アーセナル所属の若手FWダン・ケイシーの獲得に向けてアーセナルと接触したことが明らかになりました。著名な移籍情報ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏が報じています。
パレスは今夏、オリバー・グラスナー監督の下でやや静かな補強に留まっており、これまでにボルナ・ソサとウォルター・ベニテスの2選手を加えたのみ。
いずれも主力選手のバックアップとみられており、さらなる補強が必要とされています。
そんな中で浮上したのが、2007年生まれの17歳、ダン・ケイシーの獲得話です。
昨シーズン、アーセナルU18で20ゴールを挙げるなど、その得点力が注目されているケイシーは、攻撃の複数ポジションをこなせる柔軟性も魅力です。
10番、ウイング、センターフォワードなど様々な役割を担ってきました。
現在、ケイシーは契約が満了しており、アーセナルは新契約を提示して引き留めを図っています。
ロマーノ氏の報告によると、クリスタル・パレスとチャンピオンシップのノリッジ・シティの両クラブがアーセナルに接触しており、移籍が実現すれば補償金の支払いが必要になる見通しです。
仮にパレスがケイシーを獲得できたとしても、すぐにトップチームで起用される可能性は低いと見られます。
ただ、トップクラブの逸材に目をつける姿勢は、今後の育成戦略にもつながると考えられるでしょう。
なお、パレスは2025/26シーズンの開幕戦でチェルシーと対戦予定。
翌週にはホームでノッティンガム・フォレストを迎えるスケジュールとなっており、開幕ダッシュを決めるには即戦力の補強が不可欠といえます。
若手育成と即戦力のバランスをいかに取るか、グラスナー監督の手腕に注目が集まります。
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