アーセナルは、クリスタル・パレス所属の攻撃的MFエベレチ・エゼの獲得に苦戦しており、代替候補としてアタランタのアデモラ・ルックマンに注目している。
エゼはアーセナルへの移籍に前向きな姿勢を示しており、クラブ間交渉の許可も得ていたが、クリスタル・パレスは契約解除条項（リリース条項）の全額支払いを強く求めており、一切の妥協に応じるつもりはない。
クラブにとってエゼはFAカップ制覇と欧州カップ戦復帰に大きく貢献した重要な選手であり、過去にも主力選手を不利な条件で手放すことを拒んできた経緯がある。
こうした背景から、交渉は停滞しており、アーセナルは新たな選手候補を模索せざるを得なくなっている。
代替案として急浮上しているのが、現在セリエA・アタランタでプレーする27歳のアデモラ・ルックマンだ。
Football Insiderによれば、ルックマン自身が移籍を希望し、クラブに対して正式に移籍希望を伝えたとされている。
また、アタランタ側も国外クラブへの売却を優先する意向を示しており、アーセナルにとっては交渉が進めやすい状況にある。
ルックマンは近年イタリアで安定した活躍を見せており、欧州でも有数の信頼できるウインガーへと成長している。
経験値と実力を兼ね備えた彼の加入は、攻撃陣にさらなる厚みをもたらす可能性があり、特にエゼとの交渉が行き詰まる中で有力な選択肢となる。
アルテタ監督の下で今季の戦力を整えつつあるアーセナルにとって、ルックマンは現実的かつ魅力的なターゲットと言えるだろう。
（Just Arsenal）