アーセナルは、ついに悲願のプレミアリーグ制覇に挑む体制を整えつつあり、クラブ内には前向きな空気が漂っている。
プレシーズンではACミランとニューカッスルに勝利し、次戦ではトッテナムとのノースロンドンダービーを控えている。
その中でも目覚ましい活躍を見せているのがブカヨ・サカで、初戦では唯一のゴールを挙げ、次戦でも存在感を放った。
そんな中、アーセナルは「新たなサカ」になりうる選手として、レアル・マドリードのロドリゴ獲得を目指していると報じられている。
スペインの報道によると、アーセナルはロドリゴの獲得を「明確な目標」としており、クラブのさらなる補強を進めている。
ただし、獲得に向けては一部の選手売却が条件となる可能性があるという。過去の報道によれば、移籍金は8,600万ポンド(約170億円)とされている。
ロドリゴはここ2シーズン、不慣れなポジションでも安定した成績を残しており、105試合で31得点20アシストを記録。1ゴール関与あたり平均140分という高い生産性を誇る。
特にチャンピオンズリーグでは64試合で25得点14アシスト、うち8得点がノックアウトラウンドでの決勝点と、ビッグマッチでの勝負強さも兼ね備えている。
また、FBrefによれば、ペナルティエリアへのドリブル進入回数で欧州トップ5リーグの攻撃的MF・ウイングの中でロドリゴは上位2%、サカは上位11%に位置しており、両者は爆発的なドリブル能力という共通点を持つ。
ホームグロウンのサカと同列には語れないものの、左ウイングで同等のインパクトを与える可能性があり、アルテタ監督とアンドレア・ベルタ氏は真剣に獲得を目指しているようだ。
アーセナルにとって、ロドリゴは技術・得点力・経験のいずれにおいても理想的な補強であり、この夏最後のビッグディールとなる可能性がある。
(Football FanCanst)