アーセナルは今夏、攻撃陣の補強を最優先課題としており、ストライカーだけでなウインガー獲得にも動く方針だ。
イタリア『Corriere della Sera』によると、アーセナルはアタランタ所属のナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンの獲得を目指しているという。
クラブは移籍金として4,300万ポンド(約85億円)にボーナスを上乗せする形でオファーを準備しているが、アタランタ側は5,200万ポンド(約102億円)を希望している模様だ。
ルックマンは昨シーズン、アタランタで公式戦20ゴール7アシストを記録し、主にセカンドストライカーとして起用されたが、左サイドに流れてカットインする形を得意としている。
アーセナルはガブリエウ・マルティネッリやレアンドロ・トロサールが安定感を欠いていることから、左ウイングの補強が必要だとみられている。
最大のターゲットはレアル・マドリードのロドリゴで、アルテタ監督はブラジル代表FWの獲得を望んでいる。
しかし、選手本人が新たな挑戦に前向きであるかどうかはまだ不透明で、移籍金も7,800万ポンド(約154億円)と高額だとされる。
クラブは条件が下がるのを待つ方針で、交渉が進展しない場合にはルックマンが代替候補になると見られている。
ルックマンは現在27歳で、10月には28歳になるが、今後3〜4年はピークを維持できる見込みだ。
多様なポジションで起用できる柔軟性もあり、前線の厚みを増す戦力として評価されている。
今回のオファーはアーセナルがロドリゴ獲得を見送り、より現実的なターゲットにシフトする可能性を示唆している。
もしロドリゴがレアル残留を決断すれば、ルックマンへの正式オファーが本格化する見込みだ。
(Arsenal News)