チェルシーのGKケパ・アリサバラガは、今夏の移籍市場でアーセナルへ加入する見込みとなっている。
アーセナルは昨季終了後、控えGKの補強を急務としており、当初はエスパニョールのジョアン・ガルシアを獲得する計画だったが、同選手はバルセロナ行きを選択した。
その結果、昨季までボーンマスからレンタルで在籍していたネトが復帰し、アーセナルは新たな経験豊富なGKを探していた。
ケパの契約には比較的低額の契約解除条項が含まれており、アーセナルは迅速にその行使を決断したようだ。
正式発表はまだ行われていないが、移籍は事実上完了しているとみられる。
クラブは来季に向けた戦力整備を着々と進めており、ケパはすでにチームと合流してトレーニングを開始したと報じられている。
正GKの座は依然としてダビド・ラヤが守る見通しだが、ケパの加入はチームに安定感と競争をもたらす重要な補強となる。
アーセナルはプレミアリーグや欧州カップ戦で複数のタイトルを狙っており、シーズンを通じてGKの層を厚くすることが不可欠だ。
ケパはチェルシーやスペイン代表で数多くの大舞台を経験しており、その豊富な実績は若手GKの成長にも良い影響を与えるだろう。
すでにアーセナルの施設でプレシーズン準備を進めていることからも、クラブが早期にチームへ溶け込ませたい意向がうかがえる。
また、今回の移籍により、監督アルテタは起用の選択肢が広がり、長丁場のシーズンでも安心してローテーションを組めるようになる。
試合出場は限られる可能性があるが、信頼できる控えGKがいることで、リーグ戦だけでなくカップ戦でも競争力が高まる。
この補強は派手さこそないが、チーム全体の安定に寄与する着実な一手といえそうだ。
(Just Arsenal)