アーセナルはこの夏の移籍市場でまだ補強を完了していないが、ミケル・アルテタ監督率いるチームにとって、着実に前向きな動きが見え始めている。
最大の補強ポイントとされてきたストライカーの獲得において、アーセナルはRBライプツィヒ所属のベンヤミン・シェシュコに関して大きな進展を見せた。
FootballTransfersによれば、今週になって両クラブ間の交渉が前進し、シェシュコの獲得が現実味を帯びてきたという。
さらに、スポルティングCPに所属するヴィクトル・ギョケレシュについても獲得の可能性があるとされ、前線に厚みを加える複数の選択肢を検討している模様だ。
中でもシェシュコについては、以前から資金に余裕があればストライカー2人の補強も視野にあるとされており、ドイツからの新たな情報がこの戦略を後押しする形となっている。
Sky Sportsのサシャ・タヴォリエリ記者によれば、RBライプツィヒのロイス・オペンダが新たな挑戦を求めているとのことで、移籍金は約6,000万ユーロと見込まれている。
FootballTransfersの推定市場価値(ETV)でも5,930万ユーロと算出されており、この価格は妥当な水準といえる。
オペンダは過去4シーズンでリーグ戦通算73得点、20アシストを記録しており、25歳のベルギー代表FWはアルテタのサッカーにも適合するとデータ分析会社SciSportsは指摘している。
同社の「キャリアアドバイス」プログラムでは、アーセナルへの適性スコアが79と高く、これはローマ(85)とアストン・ヴィラ(83)に次ぐ数値だ。
仮にシェシュコがエミレーツ・スタジアムに加わった場合でも、オペンダは単なる控えではなく、2トップでの併用や、必要に応じてウイング起用も可能な柔軟性を持つ。したがって、前線の戦術の幅を広げる存在として魅力的なオプションとなりうる。
もちろん、現時点ではオペンダの獲得は優先事項ではない。しかし、その他のピースが揃ったときには、アーセナルにとって非常に理にかなった補強となる可能性がある。
(Football Transfers)