アーセナルがリールに所属するブラジル代表DFアレクサンドロの獲得に向け、最初の接触を行ったと、ブラジルメディア『UOL』が報じました。
25歳のセンターバックであるアレクサンドロは、今季リーグ・アンで最も目立った守備陣の一人とされ、先月にはカルロ・アンチェロッティ監督の下でブラジル代表に初招集されました。
その後、エクアドル戦(0-0)およびパラグアイ戦(1-0)で安定したパフォーマンスを披露し、国際舞台でも評価を高めています。
『UOL』によると、アーセナルは今週火曜にサンパウロで行われたブラジル対パラグアイ戦(ネオ・キミカ・アレーナ)にスカウトを派遣し、アレクサンドロの視察を行ったとのこと。
そしてすでにリール側と初期的な接触も行ったとされています。
同選手にはイタリアのセリエA王者ナポリも関心を示しており、すでにアプローチを行っているという報道もあります。
アレクサンドロ自身は移籍に対して慎重な姿勢を見せており、「自分の将来はリールの会長(オリヴィエ・ルタン氏)次第だ。自分としては焦っていない」と語りました。
また、リールの監督であるブルーノ・ジェネジオ氏に対しても深い信頼を寄せており、「監督はピッチ外でも多く助けてくれる存在。いつも選手に声をかけ、状態を気にしてくれる。彼のような人の下でまた来季も成功を目指したい」と述べています。
アレクサンドロは元々ブラジル国内でプロ契約を結ぶことができず、ポルトガル3部のプライエンセからキャリアをスタート。
その後アモーラ、シャヴェスとステップアップを重ね、シャヴェスでは1部昇格に貢献。2022年にリールが約200万ユーロで獲得しました。
今週のパラグアイ戦が、彼にとって初めてブラジル国内でプレーするプロの試合だったとのことです。
アーセナルが本格的な獲得交渉に乗り出すのか、今後の動向に注目が集まります。
(Metro)