アーセナルが今夏、アトレティコ・マドリードに所属するアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの獲得を検討していると、スペインの「Fichajes」が報じています。
2024-25シーズンを通じて明らかになったのは、明確なセンターフォワードの不在がアーセナルのタイトル争いにおける足かせになっているという点でした。
これを受けてミケル・アルテタ監督は新たなストライカーの獲得を目指し、ベンジャミン・シェシュコやビクトル・ギョケレシュら複数の候補をリストアップしている模様です。
中でも注目されるのが、現在アトレティコでプレーするアルバレス。
昨夏にマンチェスター・シティから移籍して以降、アトレティコ・マドリードの攻撃をけん引しており、今季は公式戦54試合で29得点6アシストを記録。ヨーロッパ中のクラブから注目を集めています。
報道によれば、アトレティコは適正なオファーが届けばアルバレスの放出に応じる構えで、移籍金は約1億ユーロ(約162億円)と見込まれています。昨年支払った移籍金(約8,100万ポンド)を上回る形での売却を狙っているとみられます。
また、新たにアーセナルのスポーツディレクターに就任したアンドレア・ベルタ氏は、アトレティコとの太いパイプを生かして、クラブに有利な交渉を進める可能性もあります。
アルバレスはかつてマンチェスター・シティでも活躍し、エーリング・ハーランドと2トップを組んでプレミアリーグを席巻。
アルテタ監督はこのスタイルを再現すべく、カイ・ハフェルツとの併用を構想しているとも伝えられています。
なお、アーセナルはアルバレス以外にも、より安価に獲得できるシェシュコやギョケレシュにも関心を寄せており、特にシェシュコは監督の第一希望とも言われています。
以下は3選手の今季主要スタッツ比較です(2025年5月25日時点、FBRef.comより):
指標 | アルバレス | シェシュコ | ギョケレシュ |
---|---|---|---|
出場数 | 36 | 33 | 33 |
得点 | 17 | 13 | 39 |
アシスト | 3 | 5 | 7 |
予想得点 (xG) | 14.0 | 10.0 | 30.8 |
90分あたりのシュート数 | 2.49 | 2.50 | 4.08 |
90分あたりのキーパス数 | 1.45 | 0.72 | 1.96 |
アルバレスの高額な移籍金が障壁となる可能性はありますが、攻撃陣に決定力を求めるアーセナルにとって、大きな補強となるかもしれません。
(GIVEMESPORT)