アーセナルは今夏の移籍市場での最重要補強ターゲットとして、スポルティング所属のストライカー、ヴィクトル・ギョケレスをリストアップしており、もしエミレーツ移籍に応じれば、デクラン・ライスやマルティン・ウーデゴールと同等の条件を提示する用意があると報じられている。
アーセナルの補強戦略は、新たに補強部門のトップとして招聘されたアンドレア・ベルタが主導しており、ミケル・アルテタ監督と連携しながら、さらなるスカッド強化を図っている。クラブはプレミアリーグで3年連続2位に終わる見込みで、来季こそタイトル奪取を目指している。
すでに守備的MFのマルティン・スビメンディと個人合意に達しており、彼が最初の補強選手となる見通しだが、アーセナルは攻撃陣にもテコ入れを進めている。
■主力級待遇でギョケレスを勧誘
スウェーデン代表FWギョケレスには、週給24万ポンド(約4,600万円)の契約が用意されており、これはライスやウーデゴールに並ぶ高額条件である。
RBライプツィヒのベンヤミン・シェシュコよりも獲得しやすいと見なされ、アーセナルはギョケレスを第一候補として本格的な交渉に乗り出す構えだ。
彼には8,500万ポンド(約160億円)以上の契約解除条項が存在するが、スポルティングはそれ以下の金額でも放出に応じる用意があると伝えられている。実際、ギョケレス自身が移籍を求めて騒ぐことはしておらず、クラブとの関係も良好だ。
■最終戦がホーム最終試合になる可能性も
ギョケレスは現在26歳で、ポルトガルリーグでは得点力とキープ力を兼ね備えた「世界最高のストライカー」とも称されている。
5月25日に控えるベンフィカとのカップ戦決勝を前に、5月18日のビトーリアSC戦がスポルティングでの最後のホームゲームになる可能性も指摘されている。
アーセナルは、ニューカッスルが放出を拒む構えを見せているアレクサンダー・イサクの獲得が難しいと判断し、ギョケレス獲得に本腰を入れている。彼の希望する条件と野心を満たせるのはアーセナルだとする見方も強まっている。
さらにアーセナルは、ドルトムントの若手ジェイミー・ギテンズにも注目しており、マルティネッリやトロサールに代わるウイングの強化も並行して検討されている。
(GIVEMESPORT)