アーセナルは、今夏の移籍市場で複数のビッグクラブとともに、ディーン・フイセンの獲得を目指していると報じられている。
リヴァプールやチェルシーもこの20歳のセンターバックに注目しており、激しい争奪戦が繰り広げられているとのこと。
フイセンは今季、プレミアリーグで最高の若手ディフェンダーの一人として頭角を現しており、その存在感は大きく増している。
これまでにアーセナル、リヴァプール、チェルシー、トッテナム、アストン・ヴィラ、ニューカッスルなどのクラブが、彼の代理人サイドと接触を持っているという。
著名な移籍専門ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノによれば、アーセナルはフイセンの契約解除金である5,000万ポンド(約98億円)の支払いを準備しており、リヴァプールやチェルシーも同様の姿勢を見せている。
しかし、そんな中、レアル・マドリードがこのスペイン代表ディフェンダーの有力な移籍先として急浮上。
ロマーノによれば、フイセン自身がレアル移籍を「夢見ている」としており、クラブはシャビ・アロンソ監督との内部会議でセンターバック補強について議論しているという。
また、フイセンの現所属であるボーンマスも、移籍金の再投資を早期に行うため、5月末までに取引をまとめたい意向を持っているようだ。
ただし、選手本人は急いで決断を下すことを望んでおらず、慎重な姿勢を崩していない。
フイセンはイングランドでの数か月間で「驚異的」と評されるパフォーマンスを見せており、データ面でもトップクラスのセンターバックと並ぶ存在となっている。
現在、プレミアリーグ残留とレアル移籍の可能性が交錯するなか、彼の去就には今後ますます注目が集まりそうだ。
(TBR Football)