アーセナルがチェルシーの若手ゴールキーパー、フレディ・ベルナルの獲得に向けて正式なオファーを提出したと、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノが報じている。
来季こそプレミアリーグ優勝を目指すアーセナルにとって、今夏の移籍市場は極めて重要だ。
今季はリバプールとのタイトル争いに惜しくも敗れたため、戦力の底上げが急務となっている。
同時に、クラブはアカデミーの強化にも注力しており、世界中から将来有望な若手を発掘・獲得し、将来的な売却益にもつながる人材育成を狙っている。
ミケル・アルテタ監督は、イーサン・ヌワネリやマイルズ・ルイス=スケリーらのように若手に出場機会を与えることでも知られている。
■チェルシーはベルナルの放出を拒否
ロマーノによれば、アーセナルはチェルシーに対して125万ポンド(約2.4億円)の移籍金を提示したものの、このオファーは断られたという。
現在、他にも複数のクラブがベルナルに関心を示しているが、チェルシーはU18イングランド代表でもある同選手の残留を希望している。
ベルナルは「素晴らしい」とチェルシーユースから高評価を受けており、すでにトップチームでのトレーニングにも参加している。
しかし、現在は主にアカデミーでプレーしており、まだ16歳という若さだ。それでもアーセナルは、将来性のあるこの守護神をライバルクラブから引き抜こうとしている。
チェルシーが手放すには、今回提示された以上の金額が必要とされる可能性が高い。
アーセナルはトップチームの即戦力獲得も重要だが、安価で将来性のある若手を獲得し、クラブの価値を高める戦略も同様に重視している。
(GIVEMESPORT)