アーセナルは、この夏にエスパニョールの評価の高いゴールキーパー、ジョアン・ガルシアを獲得する「最有力候補」になっていると、スペインのメディアCadena SERが報じている。
ガルシアは、名門エスパニョール・カンテラ(ユースアカデミー)出身で、トップチームの主力として活躍している。
彼は、エスパニョールがセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)からラ・リーガのトップリーグに昇格する上で重要な役割を果たし、現在ではリーグ屈指のゴールキーパーの一人となっている。
今シーズン、彼はリーグ最多のセーブ数を記録しており、その活躍は注目を集めている。そして、アーセナルは再び彼の獲得に向けて動き出している。
Cadena SERによると、アーセナルは昨夏に一度獲得を試みたものの失敗しており、今回はその巻き返しを図っている。
現在、スペインU21代表でもあるガルシアを獲得するために「最有力候補」とされている。
しかし、サンティ・オバジェの報道によると、契約にはいくつかの複雑な要素があるという。
アーセナルのミケル・アルテタ監督は現在、正GKとしてダビド・ラヤを起用しており、ガルシアが「控えGK」の立場を受け入れるかどうかが疑問視されている。
アーセナルがジョアン・ガルシアを狙う中、バルセロナも動向を注視
この状況で、ガルシアの獲得レースにおいてバルセロナが優位に立つ可能性もある。
報道によると、バルセロナは彼を将来の正GK候補としてリストアップしており、ここ数週間で彼の状況を水面下で調査しているという。
そして、適切なタイミングが訪れれば、獲得に向けて動く用意があるとされている。
しかし、アーセナルはすでに2500万ユーロ(約21億円)のオファーを提示しており、さらにガルシアがスペインA代表に招集された場合、追加で500万ユーロ(約4億円)が支払われる可能性もあるという。
ガルシアは今シーズン、ラ・リーガで最も優れたゴールキーパーの一人として評価されており、彼のセービング能力はエスパニョールの降格回避に大きく貢献している。
また、彼は優れたビルドアップ能力を持っており、相手のプレッシャーを受けながらも、正確にショートパスやロングパスをつなぐことができる。
現在、ガルシアは「将来有望な選手」と見なされているが、身長188cmのこのゴールキーパーは、アーセナルにとって長期的な正GKの解決策となる可能性もある。
彼がエミレーツ・スタジアムのゴールマウスを10年にわたって守る存在になるかもしれない。
一方、スペインU21代表のガルシアは、控えGKとしての役割を拒否する可能性があると報じられており、アーセナルがバルセロナとの獲得競争に勝つためにどのようなプランを用意するのか注目される。