アーセナル、イサクを「夢のターゲット」としてリストアップ
アーセナルのミケル・アルテタ監督は、ニューカッスル・ユナイテッドのアレクサンダー・イサクがチームに欠けているピースであり、チャンピオンズリーグで本格的なインパクトを与えるために必要な選手と考えているようだ。
イサクの活躍とアーセナルの関心
ニューカッスルに所属するスウェーデン代表のイサクは、プレミアリーグで屈指のストライカーへと成長を遂げた。2022年夏にレアル・ソシエダから6300万ポンドで加入し、これまで95試合で54ゴール・9アシストを記録。キャリア通算では310試合136ゴール・28アシストを誇る。
移籍市場に詳しいTEAMtalkのフレイザー・フレッチャー記者によると、イサクはアルテタ監督の「夢のターゲット」だという。アーセナルは今夏の移籍市場で彼の獲得を目指すと予想されているが、ニューカッスル側はシーズン終盤にイサクと契約延長交渉を行う予定だ。
スペインのFichajesによれば、アルテタは「イサクこそがアーセナルをチャンピオンズリーグ制覇に導くストライカー」だと高く評価している。アーセナルはまだCLタイトルを獲得したことがなく、イサクを「欧州の強豪と互角に戦うための完璧な補強」と考えている。
ニューカッスルのスタンスと移籍金問題
ニューカッスルのクラブ上層部はアーセナルの関心を認識しているが、イサクを簡単に手放すつもりはない。最低でも1億2000万ユーロ(約1億ポンド / 約192億円)の移籍金を要求する構えだ。
アーセナルは現在、イサクの状況を慎重に見極めながら、正式オファーを検討していると報じられている。
イサク自身の意向
TEAMtalkのベン・ジェイコブス記者によると、イサクはニューカッスルでのプレーに満足しており、すぐに移籍を考えているわけではないという。彼は今シーズン、ニューカッスルをプレミアリーグのトップ4に導くことに集中しており、移籍の噂は現時点では本人の意向とは異なる可能性が高い。
キャラガーの見解:「アーセナルはイサクを獲得できない」
スカイスポーツの解説者で元リヴァプールDFのジェイミー・キャラガーは、アーセナルがイサクを獲得するのは現実的ではないと語っている。
「アーセナルがイサクを獲るとか、獲るべきだという話があるけど、現実的じゃない。契約がまだ3年残っているし、リヴァプールもストライカーを必要としているが、彼を狙っているという話は出てこない。
仮にイサクが移籍するなら、リーグ優勝したクラブを選ぶはずだ。アーセナルが1億3000万ポンドを払うと思うか?」
アーセナルの代替案 – セシュコやズビメンディの動向
アーセナルはイサク以外のターゲットもリストアップしている。
- ベンヤミン・セシュコ(RBライプツィヒ)
21歳のスロベニア代表FWはマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーからの関心も集めているが、アーセナル移籍を希望しているとの報道がある。 - マルティン・ズビメンディ(レアル・ソシエダ)
アーセナルは、5100万ポンドの契約解除条項を行使し、ズビメンディと事前合意を結ぶことを目指している。しかし、レアル・マドリードも争奪戦に参戦しており、獲得競争が激化している。
まとめ
- イサクはアルテタ監督の「夢のターゲット」だが、ニューカッスルは少なくとも1億ポンド以上を要求。
- イサク本人は移籍を希望しておらず、ニューカッスル残留の可能性が高い。
- アーセナルはRBライプツィヒのベンヤミン・セシュコにシフトする可能性がある。
- 中盤補強ではマルティン・ズビメンディを狙うが、レアル・マドリードが競争相手。
アーセナルがイサク獲得に本腰を入れるか、それとも他のターゲットへシフトするのか、今後の動向に注目が集まる。
(TEAMTALK)