アーセナルが2025年夏の移籍市場で、クリスタル・パレスのキャプテンであるマーク・グエヒの獲得を検討していると報じられている。ミケル・アルテタ監督は、シーズン終了までに守備陣をさらに強化し、すべての大会でクラブが競争力を維持できるようにしたいと考えているようだ。
アーセナルのセンターバック補強の必要性
現在、アーセナルはガブリエウ・マガリャンイスとウィリアム・サリバのバックアップが必要な状況にある。グエヒはプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、国内カップ戦で重要な役割を果たすことができる存在として注目されている。
特に、リッカルド・カラフィオーリが負傷に悩まされていることに加え、ヤクブ・キヴィオル、冨安健洋、ベン・ホワイトがサイドバックとして起用されることが多いため、中央の守備陣を補強することが急務となっている。
グエヒを「主力補強」と見なすアーセナル
スペインの「Fichajes」によると、アーセナルはグエヒを「主力補強」と見なしており、プレミアリーグでの4年間の経験を評価している。
アーセナルがこの夏に「爆弾級の移籍」を狙っていると報じられており、安定した守備力を誇るグエヒの獲得はクラブにとって大きなプラスになると考えられている。
グエヒのプレミアリーグでの成績(クリスタル・パレス内での順位)
スタッツ | 数値 | チーム内順位 |
---|---|---|
出場試合数 | 23 | 5位タイ |
ゴール数 | 3 | 3位タイ |
空中戦勝利数(試合平均) | 2.5 | 1位 |
タックル数(試合平均) | 1.6 | 9位 |
クリア数(試合平均) | 4.7 | 4位 |
平均採点 | 6.87 | 6位 |
これらの数値が示すように、グエヒはプレミアリーグで安定したパフォーマンスを発揮しており、特に空中戦の強さとクリア数の多さが評価されている。
グエヒ獲得を狙う他のクラブ
グエヒの活躍はアーセナルだけでなく、トッテナム・ホットスパーやニューカッスル・ユナイテッドといったイングランドのトップクラブからも注目されている。すでに両クラブともグエヒ獲得のオファーを提示したが、クリスタル・パレス側はこれを拒否している。
また、「BBC Sport」の報道によると、グエヒのリーダーシップと守備デュエルの強さが高く評価されており、彼の獲得はどのクラブにとっても大きな補強となるとされている。
リバプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドも関心
「Fichajes」によると、リバプールはフィルジル・ファン・ダイクの後継者候補としてグエヒの獲得を検討している。
さらに、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドもグエヒに注目しており、特にチェルシーはかつてグエヒがユース時代に所属していたクラブであり、スタンフォード・ブリッジへの復帰は魅力的な選択肢になり得る。
グエヒの経験と実績
グエヒは現在24歳でありながら、すでにプレミアリーグで121試合に出場している。また、イングランド代表としても22キャップを記録しており、昨年のEURO 2024では世界トップレベルの選手たちと互角に戦えることを証明した。
興味深いのは、グエヒがチェルシーのアカデミー出身でありながらトップチームでは一度もプレミアリーグの試合に出場していない点だ。このため、チェルシー復帰の可能性も含めて、彼の去就は夏の移籍市場で大きな話題になるだろう。
アーセナルの補強戦略と今後の展望
アーセナルはプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップといった複数の大会で競争力を維持するために、選手層の厚みを増す必要がある。
特にセンターバックのポジションは、ガブリエウとサリバが長期にわたって負傷した場合に大きな問題となるため、グエヒのような即戦力を迎え入れることは理にかなっている。
今後の焦点は、アーセナルが他のライバルクラブとの争奪戦を制し、グエヒを獲得できるかどうかだ。クリスタル・パレス側は彼を手放したくないだろうが、適切な移籍金が提示されれば交渉の可能性は十分にある。
(GIVE ME SPORT)