今夏、マンチェスター・ユナイテッドからアーセナルに加入したジェームズ・スキャンロンですが、チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン・ミュンヘン戦には出場できないようです。
20歳のスキャンロンは、今夏にフリー移籍でアーセナルへ加入しました。契約には、将来的な売却時にマンチェスター・ユナイテッドが移籍金の一部を受け取る条項が盛り込まれています。
昨シーズン後半にはリーグ2(イングランド4部)のスウィンドンへ期限付き移籍し、すでにジブラルタル代表として28試合に出場しています。
アーセナル加入後はU-21チームに所属し、プレミアリーグ2の4試合で3ゴールを記録するなど、好調なスタートを切っています。
この活躍は、トップチームの左ウイングの状況を考えると特に注目に値します。クリストス・ツォリスがハムストリングの負傷で離脱しており、エベレチ・エゼもレギュラーの座を確立できていません。
スキャンロンは今シーズン、ミケル・アルテタ監督率いるトップチームの練習に何度も参加しています。
先週行われたCLのリール戦前にも、最終調整に参加した数少ないアカデミー選手の1人でした。
その際、選手たちがペアを組んで行うウォーミングアップでは、マルティン・ウーデゴールがスキャンロンの背中に飛び乗る場面も見られました。
ただし、現時点でスキャンロンはトップチームの試合でベンチ入りした経験がありません。
リール戦では、同じ若手のマーリク・ハシとケーダック・オニールがベンチ入りしており、来週予定されているカラバオカップのフリートウッド戦が、スキャンロンにとってトップチームデビューへ近づく機会となる可能性があります。
一方、CLでは登録規則が障壁となっています。
スキャンロンは、リーグフェーズ開幕前にアーセナルが提出した22人のAリストに登録されていません。
ハシとオニールもAリストには含まれていませんが、両者はBリストを通じて登録されています。
Bリストは、一定の条件を満たす若手選手を追加登録できる制度で、各試合の前夜までにUEFAへ提出する必要があります。
UEFAの規則では、2004年1月1日以降に生まれた選手で、15歳以降に同クラブで継続して2年間プレーする資格を有していたこと、または一定の期限付き移籍を含む条件の下で、連続した3年間の在籍要件を満たしていることが求められます。
しかし、スキャンロンは今夏加入したばかりであり、アーセナルでの在籍期間が不足しているため、この条件を満たしていません。
その結果、他のU-21選手とは異なり、CLでプレーする資格を得られない状況となっています。
アーセナルは来年1月、リーグフェーズ最終戦でサバをホームに迎えます。この試合が順位に大きな影響を与えない一戦となれば、アルテタ監督が若手選手を起用する機会になるかもしれません。
しかし、スキャンロンはこの試合にも出場できず、当面は国内大会でのチャンスを待つことになります。
CLで出場資格を得られる可能性があるのは、各クラブがAリストを変更し、決勝トーナメントに向けて最大3人を新たに登録できる来年2月以降となります。
(The Standard)