移籍市場の期限が迫るなか、アーセナルは攻撃陣の補強で難しい局面を迎えています。
今夏はクリストス・ツォリス、ブルーノ・ギマランイス、エズリ・コンサを獲得したものの、前線の大型補強はいまだ実現していません。
モーガン・ロジャーズについてはチェルシーが提示した1億1700万ポンドに追随せず、ヴィニシウス・ジュニオールもレアル・マドリード残留を選択。
ブラッドリー・バルコラやイリマン・エンディアイも他クラブへの移籍が決まりつつあります。
そのため、ミケル・アルテタ率いるアーセナルが最優先候補として狙っているのがフリアン・アルバレスです。
アルバレスは26歳で、マンチェスター・シティ時代にプレミアリーグを経験済み。
アトレティコ・マドリードでは2024-25シーズンに29得点、翌2025-26シーズンにも20得点を記録しました。ストライカーだけでなく複数の攻撃ポジションをこなせる点も大きな魅力です。
ただし、アルバレス本人はバルセロナ移籍を希望しているとされ、アーセナル加入が実現する保証はありません。
そこで新たな候補として名前が挙がっているのが、リールに所属する21歳のマティアス・フェルナンデス=パルドです。
報道によれば、アーセナルは以前から同選手を評価しており、代理人との交渉も開始。
リール側は少なくとも6000万ポンド(約130億円)を要求しているとされています。
フェルナンデス=パルドは昨季、センターフォワードとして16試合に出場して7得点4アシストを記録。左ウイングでは13試合、右ウイングでは3試合に起用されるなど、アルバレスと同様に高い万能性を備えています。
リーグ戦90分平均の数字を見ると、シュート数はフェルナンデス=パルドが2.57、アルバレスが2.56。オープンプレーからの期待アシストは0.18対0.16、ドリブル成功数も1.36対1.23となっており、いずれもフェルナンデス=パルドがわずかに上回っています。
特に目立つのがボールを前進させる能力です。プログレッシブキャリーは90分平均3.82回で、アルバレスの1.99回を大きく上回っています。
もちろん、得点力や完成度では現時点でアルバレスが上でしょう。しかし、5歳若いフェルナンデス=パルドには大きな成長余地があります。
ガブリエウ・マルティネッリやガブリエウ・ジェズスの退団が報じられるなか、複数ポジションで起用できる21歳の獲得は、即戦力と将来性を同時に確保する一手になるかもしれません。
(Football Fancast)