アーセナルは2026-27シーズンを好調にスタートしました。コミュニティ・シールドでマンチェスター・シティを破り、プレミアリーグ開幕戦ではコヴェントリー・シティに勝利。2試合で6得点、無失点という内容で、連覇候補らしい強さを見せています。
それでも、ミケル・アルテタ率いるチームには補強ポイントが残されています。特にガブリエウ・マルティネッリの退団が迫っていることで、左ウイングの補強は優先事項の一つになっています。
マルティネッリは2019年、ブラジルのイトゥアーノからわずか600万ポンドで加入しました。それから7年間で公式戦278試合62得点を記録し、クラブの復活を支えた重要な存在でした。
しかし2025-26シーズンは苦しい一年となり、プレミアリーグではわずか1得点。公式戦では11得点を挙げたものの、リーグ戦での存在感は大きく低下しました。今夏にはアル・ヒラルへ5000万ポンドで移籍する見込みとされ、アルテタの構想からも外れていると伝えられています。
アーセナルはすでにレアンドロ・トロサールの後継としてクリストス・ツォリスを獲得しましたが、さらにトップクラスのアタッカーを探してきました。
ヴィニシウス・ジュニオールやフリアン・アルバレスへの関心が報じられ、ブラッドリー・バルコラも候補に浮上しましたが、いずれも交渉は難航しています。
そこで新たな候補として注目されているのが、エヴァートンのイリマン・エンディアイです。記事によれば、アーセナルは今夏すでに獲得可能性を問い合わせており、移籍市場最終盤で最大8000万ポンド規模のオファーを検討しているとされています。
昨季のエンディアイは公式戦で6得点3アシストと、数字だけを見れば突出した成績ではありません。しかし、ドリブル能力はプレミアリーグでもトップクラスです。
2025-26シーズンのリーグ戦では73回のドリブルを成功させ、マンチェスター・シティのジェレミー・ドクが記録した84回に次ぐリーグ2位。参考までにブカヨ・サカは50回でした。
90分あたりの数字でも、エンディアイはドリブル成功2.36回を記録し、マルティネッリの1.85回を上回っています。さらにオープンプレーでの期待アシストや、ビルドアップ時のExpected Threat(xT)、プログレッシブパスでもマルティネッリ以上の数値を残しました。
一方、シュート数やプログレッシブキャリーではマルティネッリが上回っており、完全に同じタイプというわけではありません。それでも、ボールを持って局面を打開できる能力は大きな魅力です。
ビニシウスやバルコラほど派手な補強ではないかもしれません。
しかし、マルティネッリ退団後の左サイドに推進力とドリブル能力を加えるという意味では、エンディアイは現実的かつ魅力的な選択肢になりそうです。
移籍市場の締切が迫るなか、アーセナルが本格的なオファーに踏み切るか注目されます。
(Football Fancast)