アーセナルにとって、デクラン・ライスは欠かせない存在です。
マンチェスター・ユナイテッド戦で決めた劇的な移籍後初ゴールや、レアル・マドリード戦での鮮烈なフリーキックなど、重要な場面で何度もチームを救ってきました。
2025-26シーズンにはプレミアリーグ優勝、チャンピオンズリーグ準優勝を経験し、イングランド代表としてもワールドカップ3位に貢献しました。
バロンドール候補として名前が挙がるほど評価を高めていますが、その一方で疲労の蓄積が大きな問題になっています。
アーセナルは2023年夏、クラブ史上最高額となる1億500万ポンドでライスを獲得しました。
今夏にはエリオット・アンダーソンが1億1600万ポンド、モーガン・ロジャーズが1億1700万ポンド、サンドロ・トナーリが1億ポンドで移籍したとされており、現在ではライスの移籍金が割安だったとさえ感じられます。
加入当初のライスは、守備的な役割を担う6番タイプとして知られていました。
しかし、ミケル・アルテタは攻撃面の能力にも注目し、現在では前線へ積極的に飛び出す8番として起用しています。
2024-25シーズンには自己最多となる9得点を記録しました。
ただし、その活躍の代償として出場時間が増え続けています。
昨季はアーセナルのフィールドプレーヤーで最長となる4456分に出場しました。プレミアリーグでも281.7キロを走り、中盤の選手では8番目に多い走行距離を記録しています。
クラブと代表の両方で過密日程を戦った影響から、神経痛にも悩まされているとされています。
ワールドカップでも本来の能力を十分に発揮できず、試合後にベンチで太もも裏を冷やす姿が確認されました。
ライスを休ませ、最高の状態に戻すためには、中盤の補強が必要です。
アーセナルはボーンマスのアレックス・スコットやリールのアイユーブ・ブアディを候補に挙げていますが、特に関心を強めているのがニューカッスルのブルーノ・ギマランイスです。
ニューカッスルはギマランイスを1億ポンド以上と評価しています。
一方、アーセナルはより低い金額での獲得を望み、本人が移籍を後押しすることにも期待しているようです。
報道によれば、ギマランイスもエミレーツ・スタジアムへの移籍に前向きだとされています。
28歳のギマランイスは、ニューカッスルで主将を務めた経験を持ち、加入後すぐに活躍できる即戦力です。
強度の高い守備と闘争心が持ち味で、2022年1月以降には33枚のイエローカードを受けています。
攻撃面でも成長しており、2025-26シーズンには自己最多となる9得点に加え、7アシストを記録しました。
ライスと並んで中盤を形成するだけでなく、交代で休養を与える役割も担えます。
アーセナルがライスを今後も長く活躍させるためには、出場時間を適切に管理しなければなりません。
経験、実力、リーダーシップを兼ね備えたギマランイスは、その問題を解決できる理想的な補強候補といえそうです。
(Football Fancast)