ロジャーズがアーセナル移籍を望んでいることは明らかですが、最大の障壁は所属先のアストン・ヴィラです。
エリオット・アンダーソンが1億1600万ポンドという巨額でマンチェスター・シティへ移籍したことを受け、ヴィラはロジャーズに1億3000万ポンドを要求しているとされています。
この金額をアーセナルがそのまま支払う可能性は高くないとされています。
アンドレア・ベルタらフロント陣にとって、現実的な移籍金への引き下げ交渉が必要になるでしょう。
ロジャーズ自身も、イングランド代表のワールドカップキャンプでこの評価額について問われ、「自分にそこまでの価値があるかは分からない」と冷静に語っています。
そのため、ヴィラが妥当なオファーを拒否すれば、交渉は停滞する可能性があります。
そこで重要になるのが代替候補です。ブラッドリー・バルコラも候補の一人ですが、フランス代表としてのワールドカップでの活躍もあり、PSGから安く獲得できる見込みは薄いでしょう。
もう一人の候補として浮上しているのが、メキシコのギルベルト・モラです。
17歳のモラは、現在北米で開催中のワールドカップに出場した最年少プレーヤーで、母国のティフアナに所属しています。
メキシコメディアによれば、アーセナルとリヴァプールが関心を示しており、特にアーセナルが獲得レースで先行しているようです。
報道では、アーセナルはティフアナと接触し、約1900万ポンドのオファーを提示したとされています。
ただし、この金額は拒否される見込みで、獲得には3400万ポンド程度が必要になる可能性があります。
UEFA Aライセンスを持つジョン・ウォーカーは、彼をアンドレス・イニエスタに似たタイプと評価。
ティエリ・アンリもワールドカップ中にモラへ言及し、中盤で試合をコントロールし、時にテンポを落とす判断力を称賛しました。
ロジャーズと同様、モラも中央だけでなく左サイドでプレーできます。
昨季はティフアナで20試合に出場し6ゴールを記録。そのうち8試合は中盤、7試合は左サイド、3試合はストライカーとして起用されました。
フィジカル面ではロジャーズの方が力強く、モラはより細身で小柄です。
それでも、ボールを運び、保持し、狭い局面で違いを作る能力は非常に高いものがあります。
ワールドカップでは、同ポジションの選手たちと比較して、90分あたりのシュート数や相手ペナルティエリア内でのタッチ数で上位11%、チャンス創出数では上位7%に入っています。17歳としては驚異的な数字です。
ロジャーズが創造性と得点力を兼ね備えるように、モラにも同じ魅力があります。
1億3000万ポンドという法外な金額をロジャーズに投じるより、3400万ポンド前後でモラを獲得できるなら、アーセナルにとって極めて賢い補強となるかもしれません。
(Football Fancast)