アーセナルにとって、左ウイングは長く「本当の決定力」を求め続けてきたポジションです。
アレクシス・サンチェスが去って以降、その穴を完全に埋める存在は現れておらず、今夏の補強ポイントとして再び注目されています。
現在の主力候補であるレアンドロ・トロサールは、昨年12月以降ゴールから遠ざかっており、ガブリエウ・マルティネッリも才能の片りんは見せながら、継続的な得点関与という点では物足りなさが残ります。
今季は公式戦で一定の数字を残しているものの、プレミアリーグに限るとインパクトは限定的で、サンチェス級のゲームチェンジャーを待ち望む声はなお強い状況です。
そうした中で浮上しているのが、パリ・サンジェルマンのクヴィチャ・クヴァラツヘリアです。
記事では、アーセナルが獲得に向けた協議を行っているとされる一方、PSGは売却に否定的な姿勢を示していると伝えています。
さらに、仮に交渉が進むとしても、移籍金は1億5700万ポンド規模になる可能性があり、実現にはかなり高いハードルがあるとみられています。
それでもクヴァラツヘリアが魅力的に映るのは、試合を一瞬で決める力を備えているからです。
今季の欧州舞台でも存在感を放ち、リバプール戦やチェルシー戦などビッグマッチで結果を残してきました。
鋭いドリブル、狭い局面での技術、そして最後を仕留める精度は、まさに相手守備陣にとって脅威です。
記事では、そのプレースタイルがサンチェスのように「個の力で勝敗を動かせる存在」に重なると評価されています。
実際、サンチェスはアーセナルで166試合80得点44アシストを記録し、特に左サイドから強烈な違いを生み出しました。
得点力だけでなく、キーパスやドリブル成功数でも高水準を維持し、攻撃の中心として機能していました。
クヴァラツヘリアもまた、創造性と突破力を兼ね備えたアタッカーであり、アーセナルに不足している「Xファクター」をもたらす候補といえます。
もちろん、移籍金やクラブ間の立場を考えれば簡単な話ではありません。
ただ、もし実現すれば、アーセナルが再びスター性ある左ウイングを手にすることになり、サンチェス以降続いてきた課題の解消につながるかもしれません。
今夏の補強戦略を占ううえでも、注目度の高い動きとなりそうです。
(Football Fancast)