アーセナルが将来に向けた大きな一手を打っています。
エクアドルの名門育成機関から、新たな才能を確保しました。
エベレチ・エゼに続く存在として期待されるのが、ホルヘル・キンテロです。
2025/26シーズン、エゼは好不調の波に苦しみながらもリーグ戦7得点6アシストを記録しました。
特にトッテナム戦での活躍は印象的で、重要な局面で違いを生み出せる選手であることを証明しています。
一方で、起用法を巡ってはミケル・アルテタの試行錯誤も見られました。
右寄りのインサイドハーフとして起用される時間帯が続きましたが、より中央のトップ下でプレーした試合では、ストライカーとの距離が縮まり、持ち味である創造性が最大限に発揮されました。
ゴール前に近い位置でこそ、エゼの「決定的なラストパス」と「意外性のあるシュート」が生きることが明確になりつつあります。
しかし、アーセナルの2列目争いは非常に熾烈です。
マルティン・ウーデゴール、カイ・ハフェルツ、イーサン・ヌワネリ、マックス・ダウマンらが同ポジションを主戦場としています。
そこへ数年後、新たな逸材が加わる予定です。
ホルヘル・キンテロはエクアドルの育成名門、インデペンディエンテ・デル・バジェのアカデミー出身です。
同クラブはモイセス・カイセドやウィリアム・パチョらを輩出してきたことで知られ、南米屈指の育成力を誇ります。
キンテロは攻撃的ミッドフィールダーで、卓越したボールコントロールと狭い局面での打開力が特長です。
スカウト陣からは「決定的なラストボールを供給できる創造的な司令塔」と評価されています。
複数の相手を引きつけながら局面を変えるプレーは、若き日のエゼを想起させます。
現在16歳のキンテロは、正式加入が2027年夏と見込まれており、即戦力というよりは長期的プロジェクトの一環です。
ただ、ポテンシャルは非常に高く、ヌワネリやダウマンと並ぶ“10番候補”として育成される可能性があります。
アーセナルの強みは、完成されたスターだけでなく、将来を見据えた投資を同時に進めている点にあります。
エゼが安定感を増し主力として定着できるか、あるいは数年後にキンテロが台頭するのか。
ポジション争いはさらに激化するでしょう。
若き才能がどのように融合し、アルテタ体制の下で進化していくのか。
エミレーツの未来は、すでに動き始めています。
(Football FanCast)