ミケル・アルテタ監督の就任から6年。
かつての“眠れる巨人”アーセナルは、今やプレミアリーグ優勝を狙えるチームへと変貌を遂げました。
その大きな要因となっているのが、戦術と哲学、そして的確な補強です。
デクラン・ライス、ユリエン・ティンバー、ガブリエウ・マガリャンイス、ダビド・ラヤ、そして主将マルティン・ウーデゴール。
彼らの加入はチームに確かな地盤をもたらしました。
中でもウーデゴールは、創造性と戦術眼を兼ね備えた中盤の要として、ここ数年アーセナルの中心選手であり続けています。
怪我に悩まされた昨季は不調もありましたが、今季は再び輝きを放ち始め、プレミアリーグの攻撃的MFとしてトップレベルの指標を示しています。
FBrefによれば、今季のウーデゴールは以下のようなスタッツを記録しています(すべて90分あたり):
- プログレッシブパス(ゴールに近づくような前向きのパス):プレミアリーグのトップ1%
- ショット創出アクション(シュートに直結するプレー):トップ3%
- アシスト:トップ4%
とはいえ、ウーデゴールも2026年には28歳を迎えるため、長期的な視野では後継者の確保も重要となってきます。
そこで今、アーセナルが注目しているのが、レアル・マドリードに所属するアルダ・ギュレルです。
アルダ・ギュレルとは?
現在20歳のトルコ代表MFで、攻撃的MFや右サイドでのプレーを得意としています。
チャンスメイク能力に優れ、厳しいプレッシャーの中でも冷静にプレーできるメンタリティの持ち主です。
レアル・マドリードではすでに89試合に出場し、15ゴール19アシストを記録。
得点関与は平均して126分に1回と、若手としては驚異的な数字です。
代表戦でも26試合6ゴール6アシストと、すでに中心選手となりつつあります。
スタッツで見るギュレルの実力(FBrefより)
- 予想アシスト(xAG):0.41(トップ1%)
- プログレッシブパス:7.65(トップ1%)
- パス成功率:85.8%(トップ1%)
- キーパス:3.29(トップ1%)
- ショット創出アクション:6.03(トップ3%)
さらに注目すべきは、ウーデゴールとの類似性です。
FBrefは、ヨーロッパ五大リーグでギュレルと最もプレースタイルが似ている選手として、ウーデゴールを挙げています。
獲得の可能性は?
TEAMtalkの報道によると、アーセナルはすでにギュレル側と複数回接触しており、ここ1ヶ月間でも交渉の動きが見られたとのことです。
ただし、現時点でギュレルはマドリード残留を希望しているため、すぐに実現する可能性は高くないと見られています。
それでも、将来を見据えた場合、ギュレルはアーセナルにとって理想的なウーデゴールの後継者となり得る存在。
ホームグロウン枠として育成中のイーサン・ヌワネリやマックス・ダウマンとともに、中盤の競争力を高める存在になるでしょう。
アーセナルがギュレル獲得に向けて今後も動きを続ける価値は、十分にあると言えます。
(Football Fancast)