アーセナルが、ユヴェントス所属の20歳FWケナン・ユルディズに対し、獲得交渉の一環として電話連絡を行ったと報じられました。
クラブはこの数カ月にわたりユルディズの動向を継続的に注視してきたとされ、リヴァプールも同様に関心を示しているようです。
攻撃陣強化を続けるアーセナル
今季、アーセナルはノニ・マドゥエケやビクトル・ギョケレシュ、エベレチ・エゼといった新戦力を迎え入れましたが、さらなる攻撃力の強化を模索しています。
最近の試合では得点力に伸び悩み、ウルブズ、エヴァートン、ブライトン相手にいずれも1点差の勝利にとどまっています。
特に、ギョケレシュが11月初旬のバーンリー戦以来オープンプレーで得点できておらず、批判の的となっていることから、新たな攻撃のオプションが必要とされている背景があります。
ユルディズへの関心とユヴェントスの対応
イタリア『Tuttosport』によると、アーセナルとリヴァプールはユルディズに対して電話での接触を図っており、この動きを受けてユヴェントス側はユルディズに2031年までの大型契約を提示する意向を示しています。
クラブは彼の慰留に強い意欲を持っているものの、アーセナルが迅速に動くことで交渉に進展があるかもしれません。
トロサールの後継者候補として理想的な存在
31歳のレアンドロ・トロサールが契約延長に至っていない現状を踏まえると、左ウイングの若返りも今後の課題となります。
その点で、トルコ代表として26キャップを誇り、今季もセリエAやチャンピオンズリーグで得点・アシストを重ねているユルディズは理想的な候補といえるでしょう。
スカウトのヤツェク・クリグ氏も彼を「特別な」「素晴らしい」才能と評しており、将来性の高さは折り紙付きです。
ユルディズの獲得には8800万ポンドの移籍金が必要とされており、現実的には高額投資となりますが、アーセナルが1月の移籍市場で大胆な動きを見せる可能性も否定できません。
(Football Fancast)