アーセナルが、リールに所属する18歳のミッドフィールダー、アユブ・ブアディの獲得に向けて本格的に動き出しました。
クラブの移籍責任者であるアンドレア・ベルタが交渉をリードしており、既にブアディ側と接触を行ったと報じられています。
フランスメディアによると、アーセナルはライバルより一歩先んじるため、早ければ1月にも動く構えで、約4,000万ポンド(4,500万ユーロ)のオファーを準備しているとのことです。
しかし、チェルシーも同様の金額を提示する意思があるとされており、プレミアリーグの2クラブがブアディ獲得競争の最前線に立っている模様です。
加えて、パリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプールも注視していると報じられています。
リール側はこの若き逸材を安価で放出する意思はなく、ブアディとの契約を2029年まで延長したばかりで、4,380万ポンド(5,000万ユーロ)以上のオファーでなければ検討しないと考えられています。
本来は来夏の移籍が想定されていたものの、アーセナルは冬の移籍市場で一気に仕掛ける可能性が高まっています。
ミケル・アルテタ監督も今月初めに「いつ何が起きてもいいように準備しておく必要がある」と話しており、冬の補強に前向きな姿勢を示しています。
ブアディ自身は「2029年まで契約を延長したばかりで、今は今シーズンに集中している」と語っているものの、「シーズン終了後には何かが起こるかもしれない」と移籍の可能性を完全には否定していません。
アーセナルは若手選手の補強を強化しており、最近ではエクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェに所属するエドウィン&ホルヘ・キンテロの双子選手とも2027年からのプレ契約を締結しました。
(Mirror)