アーセナルが、新たな攻撃的タレントの獲得に向けて動きを加速させています。
報道によると、クロアチアのHNKリエカに所属する攻撃的MFトニ・フルクの獲得に向けた交渉が大詰めを迎えているとのことです。
現地メディア「Sport Klub」によれば、アーセナルはフルクに強い関心を示しており、すでに交渉が「本格化」していると伝えられています。
契約内容の詳細はまだ明らかになっていませんが、アーセナルが他クラブに先んじて有利な立場にあると報じられています。
24歳のフルクは、2023年にフィオレンティーナから母国クロアチアへ戻り、リエカに加入。
今季はトップ下やセンターフォワードとしてプレーし、すでに公式戦で10ゴールを記録しています。
また、クロアチア代表としても5キャップを持ち、国内リーグでは「最も価値ある選手」と評価されるなど、その実力には定評があります。
フルクの契約は2027年まで残っているものの、今冬の移籍市場での獲得に向けてアーセナルが本腰を入れている背景には、チーム内の負傷者問題もあるようです。
ガブリエウ、モスケラ、ライスら主力選手が離脱しており、前線のオプションを広げる必要性が増しています。
一方で、アーセナルはクラブ・ブルージュとのチャンピオンズリーグでの一戦を控えています。
すでに5戦全勝と無類の強さを誇り、グループ首位を快走する中、ベルギー遠征での勝利は決勝トーナメント進出をほぼ確実なものとするでしょう。
ただし、ライスが体調不良で欠場、トロサールも負傷の影響があるため、スカッドのやりくりには苦心が必要です。
今夜の試合にはルイス=スケリーやヌワネリといった若手の起用も予想され、アーセナルの選手層の厚みが問われる一戦となります。
さらに、ブリュッヘは監督交代直後で不安定な状況。
直近4試合で勝ち点1という低迷ぶりに加え、今季CLでは11試合で24失点と守備の脆さが際立っています。
アーセナルにとっては、確実に勝利を収めておきたい相手です。
フルクのような将来性ある攻撃的選手の獲得は、チーム力の底上げだけでなく、過密日程への対応力向上にも繋がります。
リヴァプールやミランも視察を行っているとされるなか、アーセナルが先手を打てるかどうか注目されます。
(Football Fancast)