アーセナルが、バイエルン・ミュンヘン所属のマイケル・オリーセ獲得に向けて、2026年夏の大型移籍実現に向けた準備を進めていることが明らかとなった。
関係者によれば、アーセナルはオリーセを長期的な最優先ターゲットとしており、その獲得には総額1億ポンド(約200億円)を超える可能性がある。
オリーセは現在23歳のフランス人ウィンガーで、元々クリスタル・パレスで活躍した後、約18か月前にバイエルンへ移籍。
今季はすでに9ゴール10アシストを記録しており、ヴィンセント・コンパニ監督のプロジェクトの中核を担う選手とされている。
アーセナルにとって、ブカヨ・サカの度重なる負傷やガブリエウ・マルティネッリの不安定なパフォーマンスが課題となっており、創造力と得点力を兼ね備えた右ウィンガーの補強は急務とされている。
だが、バイエルンは2026年夏までは放出に応じない姿勢で、契約も2029年まで残っている。
それでも、アーセナルのスポーツディレクターであるアンドレア・ベルタを中心としたクラブ上層部は、水面下でオリーセ獲得の布石を打っている。
クラブとしての存在感を欧州に示す「究極のステートメント補強」となりうると見ており、アーセナルが単なる挑戦者から「スター選手が集まるクラブ」へと進化する象徴的な一手だと位置づけている。
オリーセ側も、アーセナルから明確なアプローチがあれば真剣に耳を傾ける意思があるという。
本人は現在バイエルンで満足しているものの、ロンドンでの生活には強い魅力を感じており、移籍には前向きな姿勢を示している。
噂される移籍条件は、基本額8,000万ポンドに加え、達成可能な2,500万ポンドのボーナス、週給25万ポンド以上の給与パッケージとされている。
アーセナルは堅実な財務状況と今後の商業収益増加を背景に、これを十分実現可能と見ている。
オリーセの加入は、左のマルティネッリと右のオリーセという両翼の脅威を形成し、サカにとっても適切なローテーションの助けとなるだろう。
バイエルンは全力で慰留に動くと見られるが、アーセナルは忍耐強く、しかし確実にその獲得に向けて歩を進めている。
(Team Talk)