前線補強を目指すマンチェスター・ユナイテッドが、代理人ジョルジュ・メンデス氏を通じて、ボルシア・ドルトムントに所属するカリム・アデイェミの獲得可能性について接触を図ったと報じられました。
しかし、ユナイテッドの関心が高まる中で、アデイェミ自身はアーセナルへの移籍を希望しており、プレミアリーグの中でアーセナルが優位に立っている模様です。
現在23歳のアデイェミは、2027年までドルトムントとの契約を結んでいますが、ここ数カ月で契約延長交渉が停滞しており、欧州の複数クラブが動向を注視している状況です。
選手に近い関係者によると、アデイェミはプレミアリーグ挑戦に前向きであるとのこと。
2022年にRBザルツブルクから加入して以来、ドルトムントではその俊足と多才さで注目を集める一方で、ニコ・コバチ監督の下では出場機会に恵まれていない面もあり、今後の役割に疑問が生じています。
ドルトムント側は放出を強く望んでいるわけではないものの、適切なオファーが届けば売却を検討する姿勢を示しています。
ユナイテッドは、ルベン・アモリム新監督のもとで攻撃陣の再構築を進めており、アデイェミのような将来性あるアタッカーに関心を寄せているとのこと。
ウィンガー、セカンドストライカー、インサイドフォワードなど多様なポジションでプレーできる点も高く評価されています。
一方で、アーセナルがアデイェミの最有力候補に浮上しています。
ミケル・アルテタ監督は、攻撃にさらなるスピードと意外性を加える選手を求めており、アデイェミはまさにその理想像に合致します。
アデイェミ自身も、アルテタのハイテンポなトランジションを重視する戦術が自分のプレースタイルに最適であると考えているようです。
現時点でアデイェミの去就は未確定ですが、プレミアリーグのビッグクラブが動く中で、今冬あるいは来夏にもアーセナルとユナイテッドの間で激しい争奪戦が展開される可能性があります。
(Caught Offside)