マンチェスター・シティが勝点を縮めてきたとはいえ、今季のアーセナルは一味違う印象を与えています。
ここ数ヶ月でアーセナルはほぼ完璧なパフォーマンスを披露し、強豪サンダーランドとのアウェイ引き分けですら悔しい結果と感じさせるほどです。
全コンペティションで14試合無敗を継続しており、依然としてプレミアリーグの首位を堅持しています。
夏の新戦力たちが早々にフィットしたことも好調の一因ですが、ここにきてさらに大型補強の可能性が報じられています。
対象となっているのは、現在中盤の要として活躍中のマルティン・スビメンディの上位互換と見なされている選手、パリ・サンジェルマンのヴィティーニャです。
「Caught Offside」によると、アーセナルはリヴァプール、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、ユヴェントスと並んでヴィティーニャに注目しているとのこと。
獲得には1億3,000万ユーロの移籍金が必要とされ、現欧州王者パリSGから引き抜くハードルも高いと見られます。
それでももし獲得が可能であれば、アーセナルはこのビッグディールを実現すべきだという意見もあります。
スビメンディも今季すでに14試合に出場し2ゴール1アシストを記録するなど、素晴らしい働きを見せていますが、ヴィティーニャの数字はそれを凌駕しています。
今季ここまで16試合で2ゴール8アシスト、1237分間で10のゴール関与と圧巻の攻撃貢献を誇り、123.7分に1回の得点関与ペースとなっています。
ポルトガル代表監督ロベルト・マルティネスから「世界最高のMF」と評されるその実力は、進行パス、キーパス、シュート・ゴール創出アクション、ボール運びなど多くの重要指標でスビメンディを大きく上回っています。
守備面の一部ではスビメンディに軍配が上がるものの、その差は限定的です。
実際の比較データ(90分平均)を見ると、パス成功率はヴィティーニャが93.6%、スビメンディは88.7%。進行パスは14.7本対6.25本、ゴール創出アクションも0.91対0.29と大きな差が開いています。
アーセナルはスビメンディの貢献を評価しつつも、もしヴィティーニャのような世界クラスの選手が手に入るなら、迷わず獲得に動くべきという声も強まっています。
(Football Fancast)